あの人、今どこで何してるの?

幼いころ、不思議でならないことがあった 大好きなおじさんがいた。父の弟で、私の二回り歳上、同じねずみ年である。クルマが好きで、それもマツダ車がお気に入りで、ファミリアロータリーに乗っていた。 小学生の頃、京都の伏見桃山に住んでいた。おじさん…

いつも知恵を絞りきる人

shareKARASUMA偉人伝、第5回目はオフィース絵夢の宮艸至一(みやくさ・しんいち)さんをご紹介します。 性能(速さ)を15倍、かつコストは10分の1にせよ 宮艸さんは、大学で情報工学や統計処理を学んだ後、立石ソフトウェア(現在のオムロンソフトウェア)に…

微笑み菩薩

shareKARASUMA偉人伝、第4回目は急な退職を発表された受付の勝本ちなみさんをご紹介します。 ご本人曰く「私はたぶん、喜怒哀楽の怒の抜けている人」 確かに。この人が不機嫌だったり、何かに怒っている顔を見たことがない。印象に残っているのは、いつも笑…

なぜかキャプテンになる人

中学テニス部、高校バレー部、大学バレー同好会 いずれもキャプテンを務めた。中学入学時は野球部で、テニス部には途中から入った。もちろん、それまでにテニスなどやったことがない。それでもキャプテン。高校で入ったバレー部も、当然、最初はド素人である…

無からアイデアは生まれない

なんか、いいアイデアないの? 企画会議でのお決まりのひと言。そんな、いきなり言われたってなんも出ませんよ。となるのが、普通ですね。でも、そんな時でも、時々いませんか。ほう、それって、なかなかいいじゃん! というアイデアを出す人。 そんな人は、…

最初はセオリー通りの流れで考える

ちょっとさ、このマーケの企画書、書いておいて! いきなり上司から、こんなムチャぶりされた経験はありませんか。そんな時にどうするか。もっとも手っ取り早い解決法が、社内にあるはずの似たような企画書を探しだして、それを上書きしていくことでしょう。…

一本気、一直線な人

石けんを手作りしたんです shareKARASUMAの管理人さんから「マーケティングを手伝ってあげてほしい」と紹介された女性は、妙なことを言った。 石けんを自分で作る? ナニソレ? 一体どういうこと? 石けんって、でっかいプラントで作るものじゃないの? 世の…

正しい石けん

4回で明らかな違いが出た 石けんである。前回、『しょうが百花(マルセイユせっけん)』を使い始めて、肌の感覚が変わった話を書いた。そして、今回旅に出てみて、改めて石けんの力を思い知った。 泳いで、走って、泳いで、走って泳いでと、これまでに4回、…

人呼んで”トラブルバスター”

ボストンの電話帳に載ってるよ、『タフ』という見出しのページにな と書いたのは、作家ロバート・B・パーカー。彼は、自分が創りだした魅力的な探偵スペンサーを、こんなふうに紹介した。これに倣って、次のような言葉で人に紹介したくなる建築士がいる。 「…

ワクワクすること

あれ、なんか、妙な感覚がする 昨日、烏丸丸太町から市バスに乗り、鴨川を渡っているとき、胸が何かざわざわした。昔、知っていた感覚。去年も、一度だけ胸の中に沸きあがった、あの感じ。 そう「ワクワク」感だ。これから『七帝柔道戦』を見に行くのだと思…

ビジネスにも、生きることにも使える

マーケティングって何? と聞かれて、ひと言で説明できる人は、あまりいないだろう。みんなが何となくわかったつもりでいる言葉「マーケティング」。でも、その実態は何だろうか? と問われると、出てくる答えは、概ね次のようなものが多いのでは。 「調査の…

54歳にして本来の皮膚を取り戻す

] 50代では75日 細胞が生まれ変わるまでの周期らしい。ちなみに10代なら約20日、20代なら28日、30代となると40日………。早い話が、歳を取るほど新陳代謝が衰えるということ。これも老化の一種ということなのだろう。仕方のないことだ。 さて、石けんである。 …

シェアオフィスで仕事が増える?

仕事が増えた。わけわかんないほど増えた 昨年1月、いわゆるシェアオフィスに入れてもらった。京都のど真ん中、烏丸仏光寺にある『shareKARASUMA』である。マイデスク会員、月会費3万円。これだけで自分の居場所を確保できる。専用の机が与えられ、荷物を置…

イベントでの会話について

人の話を聞くのは好きだけど、難しい そんなことを改めて思った。昨日は、shareYODOYABSHIのイベント『セルフブランディング講座』に行ってきた。講座の内容、とても良かった。テーマは、ウェブを使ったブランディングの原則について。 たまたまだけど、自分…

ケーススタディのおもしろさ

英語を勉強したい そう思って、昨年、何回か勉強会を開いた。目標はTOEIC700点。幸いなことに英語は嫌いじゃない。読むのはなんとか、でも、聞き取りはダメ。単語は覚えてない(新しく覚えることも難しい)。 という状況からのスタートで、最初に模擬テスト…

脚ができた、かもしれない

脚を作るんです ずっと前に、何かのインタビューで高橋尚子さんが答えていた。マラソンを走りきるためには、脚を作ることが必要なんだというお話。でも、どうやって作るのか、できあがりはどうなっていればいいのかなどの詳細は、記事ではさっぱりわからなか…

そのデータ、どこに行くの?

例えば、昨年末に流行った自分新聞 いろんな人がFacebook上で、今年こんなことがあったよと公開していた。ああいうのは面白いけれど、意外なリスクもあるんじゃないかというお話。 例えば、最近ちょくちょく見かける「★◯◯さんがが次に付き合う人のイニシャル…

金縛りと頭の中

来〜る、きっと来る〜 といえば、あの怖い映画。テレビでやっていたのを、指の隙間から見た記憶がある。まだ幼稚園児だった息子と一緒に。彼は「お父さん、なんにも怖ないで」と平気なのだが、こっちは、そうはいかない。目を塞ぐようにしても、見える。おか…

記憶される言葉と行為

37年間、覚えている詩がある (覆された宝石)のような朝 何人か戸口にて誰かとささやく それは神の生誕の日 詩集『あむばるわりあ』に収められた西脇順三郎の詩。初めて読んだのは17歳の時だから、もう37年も前のことになる。ただし、その頃特に詩を好きだ…

情報量の違いが理解の深さにつながる

視覚は後頭葉、聴覚は側頭葉 視覚と聴覚では、脳内で処理に関わる場所が異なる。ちなみに視覚を司る後頭葉は、大脳の4つの大脳葉の中で最も小さく、最も後方に位置する。 諺に曰く「百聞は一見にしかず」。あるいは人間が日常的に情報量として脳がインプット…

文章は映像に勝てるのか

五感と一感の違い 映像体験と読書体験は、質がまったく違う。昨日の夕方、映画『永遠の0』を観に行って、こんな当たり前のことを改めて思った。新京極にあるシネコンは、ほぼ満席。小説がベストセラーとなり、映画も人気俳優を揃えているので、大ヒットして…

何を、どう書けば伝わるのか2

伝えることは難しい これが鉄則。たまたま文章を書くことを生業としている。だからといって、いつも伝わる文章を書けるなどとうぬぼれてはいけない。 書いた文章でお金をいただくためには、わかりやすく書くことが絶対条件になる。ごく一部の人にしか理解で…

何を、どう書けば伝わるのか

物書きをめざしてきた 中学生の頃、堀辰雄の小説を読んで、作家の生活に憧れた(というエントリーを、去年の3月に書いた)。それ以来、物書きとして生きていければいいな、などと思って暮らしてきた。 思いは叶うという。とりあえず「今、お仕事は何をされて…

物書きになりたかった

おそらく中学2年生の時 初めて物書きになりたいと思った。堀辰雄の小説を読んで、作家の生活に憧れたのだ。といっても、それは「物書きとして食べていく」ことをイメージしたのではなく、「物書き的ライフスタイル」が何となくかっこいいと思っただけに過ぎ…

衰退産業をどう活性化するのか

ピーク時1.8兆円の売上が3,100億円に 呉服小売市場は、縮小し続けている。2010年の3,100億円も前年比では約9割に落ちている。京都では和装振興のために、市長さんがいつも和服を着ていたり、MKタクシーさんが着物姿での乗車に割引をつけたりしている。 また…

今度の選挙で考えたいこと。

何よりも、子どもたちの世代のことを考えてあげたい。 子どもたちに、これ以上、国債=借金を背負わせてはいけない。 例えば、国債をどんどん発行して公共工事をやればどうなるか。 新しく道路や橋やあれこれを作ることで、何か付加価値を生むのなら良い。 …

心ゆさぶるライティング講座

7月25日朝7時15分 京都は四条烏丸、COCON烏丸4階のシティラボで文章講座がスタートします。8回シリーズの講座で6回分の講師を務めることになりました。そのタイトルが、なんと『心ゆさぶるライティング講座』です。 また、えらい講座名を付けてしまったこと…

なぜ、太陽カレーにひかれるのか

スペシャル、一日3食限定600円 前回、太陽カレーさんに行ってから3カ月と少しが過ぎた。もう限界である。頭の中のどこかで「そろそろ太陽カレー、行かなくていいんですかい?」シグナルが出ている。そういうときに阪急に乗るのは、極めて危ない。つい、ふら…

スマホの普及は何を変えるか

普及率23.6%(ディツーコミュニケーションズ調べ:http://www.d2c.co.jp/news/2012/20120418-1340.html) スマホの普及率が16%を超えた。普及率16%とは、「イノベーター理論(1962年、アメリカの社会学者、エベレット・M・ロジャースが提唱)」で重視され…

勝負はデリバリーで決まる

世界物流拠点82カ所 Amazonは、今年「世界13カ所に物流拠点を新設する(日経産業新聞2012年5月1日付3面)。昨年までで69カ所だから、プラス13で82カ所となる。一つ物流拠点を作るのに、どれぐらいの投資が必要になるのかは見当もつかない。けれども、13カ所…