語学学校の意味は


お大尽と、どうやって出会うのか?


前回のエントリー
http://d.hatena.ne.jp/atutake/20050624/1119570036
で、一つクイズを出した。

つい最近、ある人に取材をして、これまたかなりの「急がば回れマーケティングの実例を聞いた。この人は、アジア貿易を自分のビジネスとして展開したいと考えていた。そこで、日本でアジア系の語学学校を開いた。


さて、この人はどんな「急がば回れ」戦術を考えていたのでしょうか?


この質問に対する答えを寄せていただいた。
iMaさん、ありがとうございます。下記がその答え。

こういうのはいろんなメリットがありそう。
・外国人の顧客?リスト
・言葉が伝達可能になることでの接点の拡大
・学校自体の収益
・雇用的なもの(うわてきとー

オレの知り合いの韓国の人もまた中国、韓国、日本語と多数の言語が使
えるのでそれだけで膨大な人脈を築いているしな。

http://blog.pandach.com/?eid=32247



なかなか鋭いところをついていただいている。特に一つ目の外国人の顧
客リスト。ここなんですよね、実は。外国人の顧客であり、同時に仕入
れ先になり得る人を見つけるには、どうすればいいか。


で、このエントリーのタイトルを見直してください。「お大尽を探せ」
となってますよね。


お大尽とアジア系の語学学校がどう関係するのか。学校を開くとなると、
必要なのが場所と先生、そして教材。ポイントは先生だ。誰に先生をし
てもらうのか。


アジアから来ていて、先生をできるぐらいの能力を持つ留学生である。
この「先生をできるぐらいの」というところがミソなわけです。そこそ
こ知的レベルが高くないと、先生をするのは難しい。では、知的レベル
が高い留学生とはどんな人か。


そうした留学生の育った家庭を考えてみると…。。もちろん苦学してやっ
てきている優秀な人もいるだろう。一方では家が裕福で幼い頃から高い
レベルの教育を受けて、日本に来ている人もいるだろう。


狙い目は裕福な家庭の出身者というわけです。子どもを通じて親とのコ
ネクションを築く。これは強い。親の側からすれば、子どもが世話になっ
ている恩義がある。アジアでビジネスを展開する時、もっとも気をつけ
なければならない信用問題を、この恩義がクリアしてくれる。


狙ったターゲットにストレートにアプローチするのではなく、ワンクッ
ションかませることで、より確実にターゲットにヒットする。実は神田
昌典さんが提唱している「エモーショナル・マーケティング」の応用編
になるかもなぁとも思いました。









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