眉毛処理は常識なのか


10代の39%、20代は37%。


若い男性の3人に一人以上が眉の手入れをしているらしい(週刊文春
月25日号)。元データは資生堂の調査で、これは全国平均の数字。都
心部では五割を確実に超えているそうだ。


……。


散髪してもらうと顔そりの時に「眉毛はどうしましょうか」と聞かれる。
いつも「適当にお願いします」としかいわないのだが、実際には何をし
てくれているのだろうか。そんなこと考えたことなかった。


「眉毛はさわらんとってくれ」と断るお客さんもいるんだろうか。逆に
細かく注文を付けるお客さんだっているのかもしれない。


個人的には、眉毛の薄いのが気にはなっていた。眉毛次第で顔の印象が
変わるといわれれば、そうかとも思う。そう考えれば、眉毛スタイルは
髪型みたいなもんかもしれない。だから別に処理ぐらいしたってぎゃあ
ぎゃあいうことないのだろう。


でもなあ、なんか気味悪いで。ええ年こいたオッサンが鏡の前でぶつぶ
ついいながら眉毛を抜いたり、切ったりしてる姿なんて。


が、ヒゲはどうなんだと考えれば、眉毛処理も単に慣れの問題なのかも
しれない。ヒゲの手入れに時間をかける人たくさんいるだろうし、それ
に対して文句をつけようとは思わないから。


身だしなみを整えることは大切だ。ボサボサの頭で人に会うことは、あ
まり誉められたことではない。人に不快感を与えないように、最低限の
気配りはすべきだといわれれば、その通りですと答えるしかない。


では、手入れは何をどこまでやるべきか。この基準は、どんどん変わっ
ていくものだとも思う。だから、そのうち「眉毛ぐらい、ちゃんと手入
れしとかんとあかんで、フツウ」なんていわれるようになる可能性だっ
てある。


「清潔感のある顔をめざすならば、もはや適度な眉毛処理は必要不可欠
なのだ」と文春の記事には書かれている。もしかしたら『眉毛処理PR
戦略』とかいって資生堂あたりの仕込みが始まっているのかもしれない。


いやだなあ、そんな時代になったら。眉毛処理に、残り少ない貴重な時
間をとられたくないなあ。眉毛処理マーケティングが広まらないことを
祈るばかりだ。


なんて考えることが、すでにオヤジ的発想なのか。





本日の稽古:

 腕立て30回
 腹筋170回
 スクワット200回