オレの話を〜


聞け。じゃなくて聞いてくださいってところか。


十代なら一人、二十台で二人。


年齢に合わせていえば、本当なら四人ぐらいは欲しいところだ。何の話
かというとメンターですね。わかりやすくいえば困ったとき、悩んだと
きにちょこっと相談できたり、話を聞いてもらえたりする相手のこと。


これがいない。


大学を出て最初に就職したのが、印刷ブローカーだった。そこからデザ
イン事務所に入り、広告プロダクションに移ったのちに同い年のデザイ
ナーと独立。これが33の時で、それ以来、上司がいない。


独立して仕事を始めた頃は、取引先に自分より年配の方がたくさんいた。
それがいつの間にか、いなくなった。今では仕事で付き合う人もほとん
どが年下の人ばかりだ。


仕事は一生懸命やっているつもりだ。だから今のところは幸いにして、
クライアントから継続的に発注してもらっている。それなりにはコスト
パフォーマンスが合っていると判断してもらっているのだと思う。とり
あえずは書く仕事がメインなので、少しでもうまく書けるようにといろ
いろ努力もしている。


が、自分の生き方についてはどうなのか。


もちろん自分の生き方を決めるのは自分でしかない。人から見て「正し
いか、間違っているか」は、基本的に関係ないとは思う。だから自分に
少しでも自信を持てるようにできるだけたくさんの本を読み、考えても
いる。


でも、それで本当にいいのかどうか。時には人に相談したくなるときも
ある。と思いつつ、でも「コーチング」理論で考えるなら、答えは自分
の中にしかないんだよなと納得してもみたり。


インタビューメインの仕事をしてるために、仕事のほとんどが人の話を
聞くことから始まる。長年、この仕事を続けている間に、いつのまにか
聞きグセがついてしまったようだ。だから仕事じゃない状況でも、自然
に人の話を聞き出す役にまわってしまう。


もう少し自分の話を聞いてくれる相手が欲しいということなのだ。
案外、こういう心理状態のときに、エセ宗教家にころっとはまってしまっ
たりするのかもしれない。気をつけようっと。


いい本をしっかりと読み込めば、著者の声が聞こえてくる。それが今の
自分にとっては最良のメンターなんだろうな。



昨日の稽古:

7つの習慣-成功には原則があった!

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