同じVAIO、なのに、なぜ違う


フォーミュラマシンを追いぬいたバイオ。
一台のオーディオとして、つくりました。


どっちもVAIOの広告。どっちも、だから買ってね、とは続かないな。と
はいえ、フォーミュラマシンの方は、結構いいなあと思わせる。さっすが
SONYである。うまい。


こちらはソリッドモバイルなんである。ノーパソである。ボディを読ん
でいくと「なるほど! そこでフォーミュラマシンを追いぬいたわけ
ね」と合点が行くのだ。


ノーパソだから、スリムで軽いのがいい。だからF1マシンと同じ素材。
それでいて対衝撃性もばっちりの堅牢ボディ。そしてモバイルに欠かせ
ないスタミナバッテリー(って、どうもSONYのは嘘臭いって話が絶え
ないけれど)。


クールブルーで、しかも横に流れるようなスピード感のあるバックにこ
うしたコピーが白抜きで収まっている。こいつは、なかなかcool!。か
なり欲しいなあ、なんて思わせる。


ところが、もう一つの方はさっぱりだ。パソコンをオーディオとして創
ったってしょうがないでしょう。というか、パソコンで本格的に音楽と
向かい合うシチュエーションってあるんだろうか。


オーディオで音楽を聴く。それは音楽と対峙するニュアンスに近い。そ
のときの姿勢はどうなるだろう。どんな椅子(ソファの方がぴったりく
るが)に座り、まわりの状況はどうなっているのが望ましいだろうか。


と考えたときに、デスクトップのパソコンに向かい合ってというシチュ
エーションは、どう想像しても浮かんでこない。これはコピーが変やろ
という前に、製品のポジショニングが違っているんじゃないか。あるい
はターゲットが見えてないのかもしれない。


デスクトップとノーパソとはいえ、同じVAIOブランドである。にもかか
わらず一方は製品コンセプトもSTPもビシッと決まっているのに、もう
一方はまったくあいまい。


やっぱSONYはどこかおかしくなっているのではないだろうか。

昨日のI/O

In:『ルービン回顧録/47』『日経ビジネス』『フォーサイト』『経営
分析の基本/end』『絵本で育てる情報分析力(再読)』
Out:M社ソフト拡販企画書、N社会社案内編集構成案



昨日の稽古:

  砂袋:突き150本・蹴り150本  
  腹筋・インクラインベンチプレス・カール・スクワット
  基本稽古(突き)×10セット