中食の味が決めて?


全国4万店、毎月の売上が約6100億。


一店舗あたりにならせば、一月の売上は約1525万。平均の客単価は
564円。だから一日の来客数にして約900人足らずといったところ。
これが平均的なコンビニの姿だ。


脱サラして、コンビニのオーナーになる人は今でも多い。コンビニ各社
自体はこうした人たちによるフランチャイズチェーンで利益を上げるシ
ステムになっている。


価値に注目して考えてみる。するとコンビニ本部がショップオーナーに
提供する価値は、情流・物流などコンビニのシステムと販促指導である。
これに対してショップオーナーは加盟金、月々のロイヤリティ、仕入
代金などの対価を払う。


では、コンビニショップが消費者に提供している価値は何だろうか。そ
れを一言で表すなら利便性となるのだろうが、その利便性の本質って何
だろう。


この本質を探るために、廃業してコンビニに業態転換するケースが増え
ている酒屋とコンビニを比較してみた。なぜ、酒屋はコンビニに変わる
のか。オーナーの立場から考えれば、理由ははっきりしている。要する
にコンビニの方が儲かるからだ。


儲かるということは、より多くの対価を得られるということであり、そ
れはすなわち酒屋をやっているときよりも、多くの価値を提供している
ことになる。


一般的な酒屋の収益性は余り高くない。平均的な数値でみれば、酒屋の
年間売上は8500万ぐらい(=月次で700万、日次で28万)。こ
れに対して原価は7000万弱が一般的なモデルであり、売上総利益
はだいたい19%程度だ。
(『数字が苦手な人の経営分析』より)


ここから販管費を引けば、営業利益は160万程度にしかならない。


一方、この酒屋がコンビニに転換したとする。セブンイレブンのデータ
をベースに考えれば(=業界最高水準なので平均値は割り引いて考える
必要があるけれど)、年間売上高が約2億5000万円に跳ね上がる。
日販で68万円の強みだ。


この売上に対して売上総利益率が28%もある。これは、それだけ付加
価値が高い商材を扱っているということ。具体的には弁当やサンドイッ
チなどの中食商品だ。コンビニのポイントは実は、ここにある。


コンビニに揃っている商品をみていくと、チェーンごとの差別化がでる
のは、まさにこうした中食商品であることがわかる。逆にいえば、それ
以外の商品については、コンビニ以外の店でも手に入る。だから、こう
した商材については、いかに地域性にマッチしたもの、タイムリーなも
のを揃えるかがポイントになるのだろう。ここでは情報力が価値の源泉
となっている。


であれば、単純にお弁当がどれだけおいしいか。あるいは、おにぎりの
味はどこが一番いいのか。たとえばお昼御飯を買いにいったりするとき
には案外、意識していないけれど、こうした部分でセブンイレブンが選
ばれているのかもしれない。


ということで、いろんなコンビニのお弁当食べ比べをしています。とり
あえず牛丼系とか焼き肉系のお弁当に絞り込んでいて、意外においしい
のがローソンのお弁当。セブンイレブンのは、とりあえずハズレがない
感じで安定している。ほかのチェーンには、これといった特長がない感
じです。






昨日のI/Oはお休み!

昨日の稽古:

・腹筋、インクラインベンチプレス、カール、スクワット、拳立て
・基本稽古(2分×10セット)