約束組手を考える


一つの攻撃に対して4パターン。


すっかり忘れていたのだが、審査には約束組手がある。たとえば右構え
での順突きに対して、4パターンの受け〜決めまでの流れを考えなけれ
ばならない。


一つ例を挙げるなら、左順突きに対して右斜め前へよけながら、右外受
けでさばく。さばきながら左手を相手の首の後ろに持っていき、頭を抑
えると同時に左の膝蹴りをボディへ突き刺す。直ちに右の肘を後頭部に
落とし、とどめに上段を蹴り上げると。


この一連の動きに合理性が求められる。無駄な動きのないこと、相手の
意識の流れをきちんとついた攻撃となっていることがポイントだ。


だから攻撃はできるだけ対角線上を狙っていくことになる。右と思えば
次は左、下を狙って意識を下げさせておいて、上で決めるといった具合
に。


さらに自分の動きについても、足の送り方、体のひねり方などで無理・
無駄をとことんなくさなければならない。頭の中で考えていても、実際
にやってみると「それぇ、ムリっ」みたいなことになりかねない。自分
の攻撃に対して相手の体がどう動くかまでを想像するのがなかなか難し
いからだ。


それを審査でやらなければならない。ということは、審査までに動きを
マスターしておかなければならない。これは、かなり難しい。しかも中
段への回し蹴りを4パターンでさばかなければならない。まっすぐに向
かってくる前蹴りに対してなら、自分の体の右、もしくは左へと受けが
二方向になるからまだ考えやすいのだが。回し蹴りは、必ず体に対して
サイド方向からしか飛んでこない。パターンを思いつかない。


これの受け〜決めまでの流れを4つ考えるのは、相当な力業だ。審査ま
であと十日、マスターできるだろうか。




昨日のI/O

In:
サインNPO資料
Q社会社案内用資料
Out:
A社社長インタビュー原稿



昨日の稽古: