何をやめるか


今日がちょうど200回目のエントリー。


今年の5月3日に第一回を書いて以来、8ヶ月で200回になった。100回目を書いたのが、今年の9月16日。平均すると一ヶ月に25回書いているわけで、飽きっぽい自分としてはよく続いたものだと思う。


一本書くのに、だいたい15分から30分。前日に仕込みをしているときは早いし、朝になってから「さて、今日は何を書こうか」なんて考えるときは、時間がかかる。後で読み返してみても、クォリティが低い。


逆に時間のない中で、ささっと書けた日の分は、結構まとまっていたりする。そういう書き方をできるのはたぶん、自分の中での問題意識が素直に文章になっているからでしょう。


さて、来年はどうしようかと二、三日前から考えていたら「オオッ!」とうなずかせられるブログと出会った。梅田望夫さんのエントリー『「やめること」を先に考えよう』だ。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20051228/p4


新年を迎えるときに、よくやりがちなのが「さて、今年は何をやろうか」と考えること。でも、やりたいことを考えているだけでは、結局それをやることはできないよってアドバイスだ。


なぜなら、人の時間はトレードオフの関係になっているから。一日は誰にとっても24時間しかない。よほどだらけて生きている人ならともかく、普通は現状でもいっぱいいっぱいで時間を使っているはず。そんな状態で「何か、新しいことしたいなあ」なんて考えているだけでは、それを実現するための時間は絶対に生まれてこない。


と、こういうことだ。


だから、何かをやるためには、まず何をやめるのかを考える。それも、自分にとってできるだけ重要な項目の中からを選ぶ。重要であるということは、たぶん時間をかけていることでもあるはずだから。


なるほどなあと思う。ここ数年、正月を迎えるたびに毎年、新しくやりたいことは書きだすようにはしてきたけれども、さて年末に振り返ってみると、どうも達成率が低いことが気になっていた。その理由がすっきりとわかった。


やりたい気持ちはあっても、やる時間を創りだせていなかったのだ。


来年は、何をやめるのか。
大切なことをやめるのと引き換えに、何を達成したいのか。
今年はもう、あと16時間しかないけれど、じっくり考えたい。




昨日のI/O

In:
下流社会/三浦 展』
Out:
澤教授・インタビューメモ


昨日の稽古: