サービスの価値と対価は


年間わずかに2160円。


これが、このブログを書いている『はてな』の利用料。自分としては年間2000円ぐらいでとても貴重なアーカイブを使えている気分だ。加えて今年からは『はてなグラフ』を使って、いろんな記録をつけていこうと考えてもいる。たとえば中小企業診断士の勉強時間とか、空手の稽古時間とかですね。


あと『はてな』関連では、ブックマークとRSSを重宝している。これらがあるとないのとでは、ネットを使って仕事をするときの効率が大幅に違ってくる。しかもこれらのサービスは基本的に無料で使える。いろんなブログサービスがあるけれども、自分のようにブログをデータベースとして使う分には『はてな』が最も利用価値が高いと思う。


さらに便利、というか今や仕事をする上では欠かせないツールがまだ二つある。この二つはまったく無料だ。


一つは『checkpad
http://www.checkpad.jp/
サイトを見てもらえばわかるように、これはネットで使えるチェックリスト。で、いろいろと便利な機能がついている。例えばリストの中の一つを毎朝決まった時間にメールで配信してくれる。これ、とても便利。今のところ、毎日一回は目を通しておきたい言葉を送るようにしている。


それと、よく使うのが『私が次にすることは』欄を使ったタスク管理。締め切り時間とやるべきことを書き出すだけなんだけれど、これが意外に意識の切り替えと集中にとても役立つ。ちゃんと時間通りにできれば、<達成>ボタンをクリックする。すると達成履歴が記録されていくという仕掛けになっている。単純だけれど、かなりモチベーションアップになる。


このサイトには携帯からもアクセスできる。次は何をやらなきゃならなかったっけって確認を、外出先からでもできる。また、外出先で入った新しいタスクを、その場でちょこちょこと書き込むこともできてしまう。とっても便利だ。


もう一つ便利なツールがGmail。これはGoogleが発行してくれるフリーメールのようなもの。これも無料である。このGmailのメリットは3つある。まず一番大きいのは、ネットにアクセスできる環境であれば、どこからでもメールチェックをできること。まあ、これは他のYahoo!メールなども同じだ。でも、今どきどこへ行ってもネットに繋がっているパソコンはあるから、そこでちょっとメールをチェックしておこうなんてことができちゃうのは結構いい。


次がスパムペールを強力にはねてくれること。個人的には、これがもっともありがたい。本来のメールアドレスには、毎日山ほどスパムメールがくる。一応、Macのmailで迷惑メールフィルターをかけてはいたものの、うっとうしいことこの上ない。うざいスパムからから解放されたのはかなりうれしい。


そして三つ目は、やはり強力な検索機能だ。Gmailを使い始めてからメールをフォルダ管理するのはやめた。送信者の名前、件名、あるいはキーワードなどで検索をかければ、関連メールが一気に表示される。これもとても便利だ。


このGmail、一人に割り当てられる容量が2ギガもある。使い始めて約40日での使用容量が全体の2%。今のペースなら2000日分は使える計算になる。ただし誰でもが使えるわけではなく、アカウントを取るためには既存のGmailユーザーからの招待が必要だ。


こうした無料サービス・ビジネスモデルの価値/対価の関係はどうなっているのだろうか。Googleの場合は、たぶんユーザーの滞在時間を対価と考えているはずだ。一人でも多くのユーザーが一分でも長く滞在するサイト。これにより広告を出稿するクライアントに対するGoogleの価値が高まる。シンプルでわかりやすい。


しかし『checkpad』は違う。今のところ、どこからどんな対価を得ているのかがまったく見えない。もちろん運営者の田口元さん自身のブランディングにはなっていて、彼が営業をしたり(そんなことするのかな)、あるいは何かの仕事を受注する時のプラス要因にはなっているのだろうけれど。


もしかするとこれが巷で話題になりつつある『web2.0』のモデルなのかもしれない。


時にGmailを使ってみたいという方がいれば、どうぞお知らせください。一人あたり100人のユーザーを招待することができます。招待枠にはまだまだ余裕があるので、使ってみたい方はお知らせあれ。




昨日のI/O

In:
経営学入門/伊丹敬之・加護野忠男
Out:
R誌原稿・アウトライン稿



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