膝をしっかり抱え込むためには
回し蹴りで、一番大事なことは膝の抱え込み。
わかっちゃいるけれど、これがなかなか思うように体が動かない。右と左では蹴り方がまったく違ってもくる。かなり難儀な課題で、もう5年もやっているんだけれど、未だに納得のいく蹴りを出せない。
股関節が固まってきているから、上段をしなやかに蹴るのは諦めるとしても、せめて中段ぐらいは何とかならんかと、いつも思っている。膝を斜め前に抱え上げ、膝から下を閉じた状態で正中線まで持ってきて、相手に当てる瞬間に一気に解放する。
たった、これだけのことがなぜできないか。
ようやく最近、その原因が分かった。答えは簡単なことで、実は太ももの筋力不足なのだ。中段回し蹴りの動作をゆっくりやってみるとよくわかる。負荷がかかるのは、太ももの前側の筋肉だ。ここで抱え上げた足を維持しているのだが、これがきつい。おそらくこの筋肉が弱いから、足をしっかり抱え上げたままで回すことができないのだと思う。
回し蹴りだけじゃなくて、前蹴りをゆっくりゆっくりやってみても同じところに負荷がかかる。というか前蹴りの場合は、中段までも足があがるかどうかといった具合だ。前蹴上げで足をまっすぐに伸ばせないのも同じ。全部、太ももの前側の筋肉が弱いからだ。
とりあえず、ここを鍛えないといけない。といって、スクワットをせっせとやったんじゃ、また膝を痛めてしまう恐れが大。ということで、ここは一番、ゆっくりゆっくり蹴りの動作をやるアイソメトリックス法でしばらく鍛えてみることにする。
前蹴り、回し蹴りなんて、イロハのイみたいな技なんだけれど、それだけでもきちんと極めようとすると、奥が深いなあとつくづく思う。そう考えれば、正拳突きだってちゃんと突けているかどうか怪しいものだ。というか達人の領域にまでいけば、普通に正拳一撃だけで、相手を倒すことができるなんて話も、あながち嘘じゃないんだろうなと思う。
空手、奥が深くて面白しである。
昨日のI/O
In:
Out:
ポルタウォーキング・コピー
Relation原稿
昨日の稽古:
・腹筋
・立禅