カーツは最終兵器になるか


師匠もすなるカーツを弟子もあやからむとてす


というわけでカーツベルトを買ってみた。とりあえず下半身用、パンツとベルトでしめて19500円也である。


カーツとは何かといえば、次のような説明がされている

加圧トレーニングは、発明者・佐藤義昭氏(サトウスポーツプラザ代表)が、35年以上もの年月をかけて構築したものです。軽い負荷の運動で大きなトレーニング効果が得られるという世界初の画期的なトレーニング方法

http://www.kaats.jp/what/


もう少し具体的に説明すると、足または手の付け根の部分を思いっきり締め上げる。すると当然血の流れがとまる。この状態で運動するとどうなるか。


筋肉はハードトレーニングをしたのと同じような状態になるために、成長ホルモンが分泌されるそうだ。たとえばスクワットなら何百回もやって(あるいはかなりの重量を担いでやって)筋肉を追い込んだの同じ状態に、わずか2、30回でいける。ということは、膝の関節に爆弾を抱えている自分にとっては、関節に負荷をかけずに筋肉だけを鍛えることができるというわけだ。


まさに魔法のトレーニングツールである。


カーツをやってみたらとは、師範代から薦められていた。「でも、高いですしね」というと、「そんなもん、別にカーツを買わなくても、ヒモかなんかで思いっきり縛り上げたらええんですよ」なんていわれて。「いくらなんでもそりゃ、まずいっしょ」と思いきって買った次第。


早速つけてやっている。まずは犬の散歩のときに、これをつけて歩く。う〜ん、足が縛られて痛い。だいたい20分をメドに一回緩めなければならないらしいので、家に戻っていったん外す。


10分程間を空けて、また縛る。今度はトレーニングをやってみる。前蹴り、スクワット、レッグレイズ、カーフレイズ、フロントレンジとこなしていくんだけれど、今ひとつ「追い込んだ」状態にまでいかない。これで2回め終了。


とりあえず今のところは2セットまで。これ、もう少しセット数を増やすか、ダンベルでも持って強度をかけた方がいいのかもしれない。師範代のように稽古中3時間ずっと縛りっぱなし、みたいな人間離れしたやり方は真似できないけれど、もう少し負荷をかけていった方がいいようだ。


今年は何とか茶帯の審査にチャレンジしたいと思っている。チャレンジするからには、何とか十人組手をやり遂げたい。そのための技術的な課題はたくさんある。が、いちばん根本で欠けているのが、自分を信じる強さなのだ。それは「これだけ稽古したから」という日々の積み重ねからしか生まれてこない。


自分の場合は、道場での稽古はもちろんのこと、それ以外の時間でもどれだけやっているかが積み重ねの部分では大きい。その意味でカーツのいいところは、20分1セットで稽古できること。仕事していて眠たくなったら、とりあえずカーツってみるか、なんて具合に一日に何回かカーツ稽古をやるのは、かなりいいのではないかと思っている。


とりあえず一ヶ月でどこが、どう変わるか。楽しみだ。




昨日のI/O

In:
吉田義男・元阪神監督対談取材
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フラワーショップチラシ・ストーリーマインドマップ


昨日の稽古: