ホームページ、でけた


先週水曜日から約30時間


わずかに10ページあまりではあるけれども、ようやく自分のホームページが完成した。お時間あるときにでも、ぜひご笑覧ください。
http://com-lab.com/index.html


フラッシュやCSSはいうまでもなく、フレームもちろん、テーブルさえ使っていない。テクニカルな面でいえば、ほとんど原始人が作ったかのようなサイトである。


人のホームページは何回もプロデュースしているのに、いざ自分のをとなるとなかなか手をつけられなかった。構想だけは2年前ぐらいから持っていて、ドメインはそのときに押さている。ついでにレンタルサーバーも契約しちゃったので、サーバー代金をほぼ2年、無駄にした。


なかなか踏んぎりがつかなかった理由は、いくつかある。中でも最大にして致命的だったのは、一体何のためにホームページを作るのかがはっきりしていなかったこと。普通に考えれば営業用となるのだけれど、その頃はとりあえずそれほど仕事に困っていなかったのだ。というか、これ以上突っ込まれたら、ちょっと大変というのが正直なところだった。


さらには人のことを宣伝するのは本職だとしても、自分の能力というかやれることをうまく伝えようとすると、どうにも筆が進まないのも大きなハードルではあった。もちろんホームページに書いたことに嘘は一つもなく、できるかぎり謙虚に記したつもりではあるのだけれど、こんなことをやれますよなどと自ら口にするのは、なかなかに小っ恥ずかしいものがある。


また、この分野での技術進歩が恐ろしいまでに速いことも、ためらいを誘った一因だ。専用のソフトを使えば、ちょこっとしたサイトぐらい創れないことはない。とはいっても、しょせんは素人の旦那芸である。しかもその専用ソフトでさえ、すでに2世代ぐらい前のバージョンしか持ち合わせていない。最新の技術などにはとんとうとく、何とかがんばったとしてもせいぜいが笑われずに済むぐらいの出来にしかならないことは予想がついている。それじゃあみっともないっしょ、というのもためらっていた理由の一つ。


とはいいながらも、別件で一つサイト作りをやることになってしまい、どうしてもここは一発、練習をしておかなければならないと考えた次第である。一応、まだ20世紀の頃からホームページ制作についてはかなり関心を持っていたし、特にユーザビリティについては、その大家であるヤコブ・ニールセン氏の本をしっかりと読み込んだりしていたので、最低限のセオリーは押さえているつもりではあるのだが、さて(といいながらもAlt表示はまだやれていなかったりする、ごめんなさい)。


実際に作り始めて、途中段階ではサイトアップして確かめながら試行錯誤してみると、今さらではあるが、ブロードバンド化がいかにユーザビリティに大きく影響しているかがよくわかる。うちは光ファイバーを引いていて、いまテストをしてみると、実測で20メガぐらいは安定して出ているようだ。つまりこれぐらいの速さがあると、少々ナビゲーションが悪かろうが何だろうが、ユーザビリティにはあまり悪影響を与えない。そもそものボリュームがない上に、ページからページへのワープが実にサクサクと飛ぶように移っていけるから、ナビゲーションの緻密な設計などはあまり必要ない。それより何よりコンテンツに尽きるのだ。


その意味では、昨日リリースしたサイトには誤植などがあったりして、実に恥ずかしい限りではある。しかし、とりあえず50%ぐらいの出来だったらリリースしてしまって、あとはユーザーからの意見を聞いてリファインしていく。これが『はてな』のやり方だとどこかで読んだ記憶がある。つまり今、いけてる進め方なのだ。


そこで『はてな』式に倣って、こちらも、思いきってサイトをオープンしてみた。批評、批判、苦情にアドバイス、何でも受付中である。どうぞ忌憚のない意見を存分にコメントしていただけるとありがたい。


ついでに「それじゃ、こんな仕事でもやってみるかい」なんてお言葉をかけていただけると、それこそ望外の喜びである。



昨日のI/O

In:
『アンケート調査と統計解析がわかる本』
Out:
ホームページ・ラフデザイン


昨日の稽古:

 カーツ散歩