パソコンの正しい選び方とは


またまた『VAIO』。


やってくれました。今回のキャッチはこれ。
「そろそろPCにも、ショッピングの楽しさを。」


いつものように「だから買ってね」検査をしてみましょう。
http://gold.ap.teacup.com/frankjuso/15.html


「そろそろPCにも、ショッピングの楽しさを。だから買ってね、VAIO


何のこっちゃである。それはないやろ。変やろ。この前のエントリーではいいなあと思ったのに、今回はまたヘンテコリン路線に逆戻りだ。だってPCは使ってなんぼのものでしょう。そりゃ百歩譲って、どんな色にしようかなぐらいの楽しみ(とはパソコンの場合、普通は言わないと思うけれど)あっていいかもしれないけれど、色を選べることがVAIOの良さなの?
http://d.hatena.ne.jp/atutake/20060401/


と、ここまで散々けなしてきたVAIOシリーズ、もしかすると実は画期的というか革命的なポジショニングを取っているのだろうか。すなわち愛玩物としてのパソコンなんて具合に。


パソコンは使っちゃいけませんよ。下手にネットにつないだりしたら、ウイルスがうようよしていて危ないじゃないですか。しかもソニーのノートパソコンですよ、モバイルで使ったりするとすぐに電池切れになっちゃうからダメダメ。もっとていねいに扱ってくれなくちゃ。そうっとね、大事にね、お家に置いといて、できるなら電源スイッチも入れないで眺めてましょうね。これなら省エネにもなるしぃ・・・。


眺めて楽しめるように、カラフルな色合いとか、5色から選べるマウス(なぜかボデイカラーと微妙に違っていてコーディネイトできてないんだけれど)とかも用意してますから。どう? 見ていてきれいでしょ・・・。


どう考えてもおかしいというか、あり得ないというか。


マーケティングの基本原則STPに照らして考えてみるに、
セグメント:カスタムメイドパソコン
ターゲット:パソコンの機能を重視しない人(もしかしたらパソコンを使わない人、だったら相当にすごい設定だけれど)
ポジショニング:眺めるパソコン、もしくは愛玩物としてのパソコン(ほんまか?)


やっぱりすごい。確かにソニーブランドにはカッコいいとかオシャレ、あるいはファッショナブルといったイメージがある(あったといった方が正確か)。ただし、その背景には革新的な技術の裏付けもきちんとあった。つまりその製品が本来果たすべき機能面で優れていて、しかもスタイリッシュ。これがソニーブランドの本質じゃなかったのか。ウォークマン然り、トリニトロンカラーテレビしかり、そういえば『デンスケ』なんて名機もあったな。


なのに、どうもパソコンに関してはおかしい。ことパソコンに関しては、モノ作りの部分で相当ひどい劣等感をお持ちなんじゃないだろうか。


たまたま見かけたLenovoの雑誌広告は、こんなキャッチだった。
「私には、この一台さえあればいい(だから買ってね)」


ズバッとハマっている。ボディではしっかりと特徴を説明している。こっちの方がよほどストレートに響く。もうちょっと頑張ってほしいなあ、ソニーさん。初代VAIOは強烈に「欲しい」と思わせたのに。残念だ。


昨日のI/O

In:
『子どもは判ってくれない/内田樹
Out:
メルマガ

昨日のBGM

CHICAGO V/CHICAGO
Houses of the Holly/Led Zeppelin

昨日の稽古:西部生涯スポーツセンター・ダンススタジオ

・受け崩し(二人一組で外受けからの崩しと極め)
・受け返し(前蹴り、回し蹴り)
・組手(10セットは掴みなし、残り10セットは掴みあり)
※掴みありの組手で、下になった相手から腕を絡めとられ、逆に極められてしまいました。組み技、関節技はなかなかに奥が深い。

Houses of the Holy (Mini Lp Sleeve)

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