鍋料理のメリットは


月平均3.5回


ミツカングループが実施した「鍋料理」回数調査の結果である。2005年9月から2006年2月までに実施した鍋の回数が、東京圏で19.1回、大阪圏22.6回だったそうだ(日経MJ新聞11月15日)。


ウチはもっと多い。月平均ならたぶん6回ぐらいはいくだろう。だって鍋っていいじゃないですか。なぜ鍋を好むのかと考えてみるに。


ところで鍋料理のCMというのは、あまり見かけない。CMが多いのは、鍋そのものじゃなくて調味料である。というところがあって、鍋料理自体のメリットが案外伝わっていないような気がする。これは本来なら、食材購入の場となるGMSの販促ネタなんだろうが、スーパーのチラシで鍋のメリット告知もあまり目にした記憶がない。


わずかに永谷園の「煮込みラーメン」が、野菜をたっぷり食べられるとアピールしていたのが記憶に残るぐらい。でも鍋のメリットって、すぐに次の三点ぐらいは思いつく。


一.まずは野菜をたっぷり食べられること(やっぱりこれが一番)
二.主婦にとってはめっちゃ簡単なこと(基本的に切るだけ)
三.その割にいろんな素材からうまみが出て、味が複雑になること


付け加えるなら、一度鍋をしたら、次の日も確実に鍋でいけること。しかもおでんなどは、特にタマゴなどは二日目の方が味がしゅんでいて絶対にうまい。さらには、そこにごはんをぶっ込んでの雑炊あり、うどんを叩き込んでのうどんスキ(とは正確にはいわないけれど)ありと、鍋料理は使い回しが効く。


さらに後片付けも簡単である。取り皿(というか茶碗ですね)が一つに、ごはん茶碗と薬味、テーブルに並べるのがそれだけなら、後片付けだってホイホイってなもんである。


という鍋料理のメリットは今さらスーパーが広告を打たなくても、みなさんご存知ということなのだろうか。ターゲットによっては「そうなの! そんなに簡単でおいしくって、便利なの」ぐらいの反応があってもよさそうなものだと思うのだが。


さらに鍋料理の奥は深い。たとえばキムチチゲにほんの少しあるものを加えると、味わいがぐんと引き立つだの、出汁の取り方でおでんのうまみが一変するだの。はたまたその昔『美味しんぼ』でやっていたように、素材の長さ(というか鍋に入れた時の高さ)とだし汁の深さにまでこだわり、しかもそこにしゃぶっとやる牛肉の厚みにまでこだわれば、究極の「しゃぶすきー(じゃなかったかしら)」になるとか。


蘊蓄を絡めればいくらでも語ることができるのが鍋料理、なのにね。


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