親子でギター
2日間で29,000人
10月に開催されたロックフェスティバル「ラウドパーク」の観客数である(日経MJ新聞12月4日)。これがなんと国内外のヘビメタバンドを集めた過去最大規模のイベントとなったようだ。なぜか今どきヘビメタ、なんである。
これにあやかったのかどうか、日本鉄鋼連盟は「メタルはイケてるのか?」といった訳の分かったようなわからないようなキャッチコピーのポスターで新卒採用に臨んでもいる。
いつものキャッチコピー判定法によれば(→ → http://gold.ap.teacup.com/frankjuso/15.html)
「メタルはイケてるのか? だから来てね、日本鉄鋼連盟」となる。いまいち意味不明である。
何が何だかよくわからないのだけれど、とりあえずうちの息子もいまギターに興味を持っている。キッカケは「Walk This Way/Aerosmith」だ。あのSOFT BANKのテレビCMで盛んに流れている曲の一つ、ほとんど30年前のヒット(したかな?)曲である。
Aerosmithと出会ったのはたぶん中三か高一のころ。これまたえらくカッコいいバンドが出て来たもんだと興奮した記憶が微かにある。件の曲が入っているアルバム「Toys in the Attic(邦題:闇夜のヘヴィ・ロック)」はそこそこ売れもしたはずだ。個人的には収録曲の中で一番好きなのは「No More No More」だけど。
また「Walk This Way」は84年代ごろにRun DMCがカバーしてヒットした。このヒットでほとんどジャンキーになってたAerosmithのメンバーが矯正したという話も聞く。
ちょっと話が逸れた。とりあえず「Walk This Way」に興味を持った息子は「このCDないん?」と聞いてきた。「もちろん、あんで」と答えたところから、話は始まったのだ。一緒にCDを聞き「カッコええやろ」「そやな」「これは、どうや(No More No Moreを聞かせる)」「これもええな」なんて会話があって「そういえばうちにギターあったやん」と話は転がっていった。
おそらくは明石家さんまの『からくりテレビ』に出ていたギター少年の影響もあるのだと思う。とりあえず彼はいまギターをかき鳴らすことがお気に入りである。おお、これはおもしろい展開ではないか。とばかりに息子にエレキを持たせ、自分はクラシックギターを引っ張り出してきた。
昔と違って今はネットを探せば、タブ譜がいくらでもある。親子でギターで遊べるというのは、なかなかによい景色ではないだろうか。
振り返れば自分がビートルズに興味を持ったのが小学校の終わり頃。当時カッコいいなあと思って聞いていた曲は、自分の親にとっては「ガチャガチャ音楽(これ、今にして聞けばなかなかの名フレーズだと思うけど)」としか受けとってもらえなかった。しかし、その音楽で育った自分はいま、子どもと「ガチャガチャ音楽」を一緒に楽しむことができている。
親達の世代と比べて音楽との距離感が変わったのだろうか。この変化には何かパラダイムシフト的な変化が背景にあるような気がする。
昨日のI/O
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