禅的空間の生産性

atutake2007-06-18



10 Steps to a Zen-like Working Environmentを読んだ
→ 9http://www.lifehack.org/articles/productivity/10-steps-to-a-zen-like-working-environment.html


記事に刺激されたのと、ちょうど気分転換したいなと思っていたこともあり、思いきって机の上を整理してみた。何にもない。こうなる前は、机の右手にはペンスタンドが3つ並んでいて、その間にはポストイットやらセムクリップやらが散らばっており、さらには何が書かれているのかわからないペーパーが何枚か挟まったりしていた。


机の左側に見えるPowerBookは、使い始めてかれこれ9年になるビンテージものである。電源コードがいかれているらしく、ときどきファイルの日付がすべて1904年とかになっているが現役である。こいつには外付けのテンキーとマウスを付けていたが、普段は滅多に使わないので取っ払ったやった。PowerBookの前にはいろんな資料やら雑誌やらが散らばっていたのだが、そいつらも一斉に整理した。


壁にかかっているコルクボードもポストイット貼りまくり状態だったのだ。しかし貼ってあるメモをよくよく読んでいくと、そのほとんどが要らないものばかりである。よって大事なものはきちんとしまい込み、後は全部捨てた。すっきりした。


やってみてわかったのだけれど、これがとても気分がいいのである。この気持ちのよさは何だろうと考えてみるに、余計なものが目に入って来ない清々しさではないかと。もちろん仕事をしているときには、課題に集中しているはずである。だから、たいていの場合はiBookのモニターをじっと見ていることになる。まわりに何があろうと集中してさえいれば余計なものが目に入るはずはないのだ。


理屈はそうなるのだが、人間の目とは不思議なものだ。たぶん無意識化では机のまわりにあるものが常にすべて目に入っているのだと思う。入っているのだけれども、それがはっきりと意識されることはない。意識されることはないのだが、何らかのノイズとなっている可能性は大いにある。そういうことなのだと思う。


だから、必要な資料だけを広々として机の上に広げて、あとは何にもない状態にしてしまうと無意識をざわざわと刺激するノイズが減る。ノイズが減った分、目前の課題に意識が集中するのかどうかそこは判断留保である。さらには仮に意識が集中したとして、それがアウトプットのクォリティアップにつながるのかどうか。その成果はこれから自ずと明らかになってくるだろう。


が、とりあえず気分がいいのは確かだ。加えてとりあえず「これからやろうと決めたタスク」にかかり切りになれることも確かだ。冒頭の記事では、机の上だけでなくパソコンのモニター上もきれいにしておくようにと書いてあった。なるほど、これもよくわかる話である。


これまではパソコンを朝立ち上げたら、ネットにはつなぎっ放しにしていたのだが、考えてみればこれも気が散る&ついついサボってしまうと諸悪の根源である。メールが来たらお知らせしてくれる機能のおかげで、音が鳴るたんびにそっちを見てしまったりする。あるいはちょっと一息ばかりとついついRSSを見に行ったりしてしまう。そんなこんなで10分や15分はすぐに過ぎてしまう。


これもメーラーブラウザーを立ち上げていなければ、余計なことをしなくて済むわけだ。なるほど。とりあえず(また使ってしまった)この状態でしばらくやってみよう。



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