中国が優れているもの


1500円vs6000円


一時間、たっぷりじっくりマッサージをしてもらうためのコストである。中国なら日本の約4分の1で済む。一時間1500円なら、ちょっと無理すれば毎日だって通えないことはない。


しかも最近は中国製品、中国食品など品質に問題ありという報道が多いが、とりあえずマッサージに関しては、少なくともマッサージニスト(マッサージが大好きな人って意味です)の私に言わせてもらえば、中国の方が圧倒的にクォリティは高い。


とにかく肩が凝るのである。


家で仕事をしている時はほぼ一日中、パソコン(それもノートパソコンの小さなモニター&キーボードに向かっているから余計なのかもしれないが)を使っている。そしてそのほとんどの時間、文章を書いて(打って)いる。


ある目標を決めたので今年から記録を付けているのだけれど、最高で一日原稿用紙43枚、これまでのところ一日平均では17、8枚といったところか。プロの作家の方々に比べればうんと少ないのかもしれないが、それは収入にもきっちりとリンクしているわけだから仕方がない。ただ、17、8枚の原稿でも手書きで上げることはたぶん無理だろう。というか、そんなペースで毎日手書きしていたら、手に何らかの障害を患うじゃないだろうか。


キーボードで打っているからこそ、これぐらい書けるんだと思う。いや、注文があるならもっともっと書けると思う。というか書きますよ、きっと。じゃなくて書かせてくれい! というのは余談だけれど。


パソコンを使う前は0.9ミリのシャーペンに2Bぐらいのやわらかい芯を入れて書いていた。でも、とりあえず手書きは大変だった。推敲して書き直しなんてのは、滅茶苦茶大変だった。パソコンを使うようになってからは、書き出しが楽になった。だって後からいくらでも推敲できるから(もっとも、そう思って実にお気楽に書いてしまった原稿を、十分に推敲しないままに出してしまい、えらい恥をかく、なんてこともあるわけだけれど)。


話がずいぶんとそれてしまったけれど、キーボードをぱたぱた打っていると、やはり肩が凝るのだ。一応ホームポジションをきちんと守って、両手のすべての指を満遍なく使うようにはしている。妙なクセや偏った打ち方もしていない。iBookのキータッチはあまり良くないけれど、それでもできるだけ力を抜いて、軽〜くソフトに打っているつもりだ。でも一日の終わり頃には、しっかりと肩が凝る。


あ〜、マッサージしてほしいと心から思う。


だから以前、中国へよく出張していた頃は、とにかく「あんも〜(按摩の中国語読みですね)」が楽しみだった。マッサージは毎日やるもんじゃないと思いつつも、ついつい頼んでしまう。ホテルのマッサージに飽き足らなくなると、街中の『按摩屋』さんに出撃した。当然、ホテルよりも安い。しかもうまい、そして強い。


今でも思い出すのが、上海は錦江飯店のすぐ近くの按摩屋さんと、北京は京倫飯店の裏にあった盲人按摩だ。どちらもやってくれるのは、屈強な男性である。その指の力の強いことといえば、日本であんなに強く指圧されたことなど一度もないぐらいだ。とにかくめったやたらと強い力でぐりぐりぐいぐいもみほぐしてくれるのである。いや本当に「もみほぐされている」実感があるのだ。かなり痛くもあるのだけれど至福である。


この中国式強烈按摩に比べれば、日本の15分マッサージなど児戯に等しい。ということで、中国製はいろいろ批判されることが多いようだけれど、とりあえず按摩に関しては、彼の国に一日の長があると思う。


とはいえ按摩してもらうためだけに中国へ行けるほどの身分じゃない。それに最近の騒動を見ていると、按摩しに中国へ行っても食べ物とか大丈夫なんかいなと思ってしまう。だから仕方がない、とりあえずせっせと腕立て伏せをして肩の筋肉を付けて(オーソドックスだけれど、これがもっとも肩こり予防には効くらしい)、どうしても肩が凝って仕方がないときには、次のサイトに紹介してあった「肩すくめ&力抜き体操」でほぐしている。これ意外に効くのでオススメです。
http://allabout.co.jp/health/backache/closeup/CU20070509A/index2.htm


昨日のI/O

In:
生物と無生物のあいだ福岡伸一
Out:
某ソフト開発物語
InsightNow原稿

昨日の稽古:

・レッシュ式腹筋、懸垂、腕立て