最近のmixiがうざいことについて
最近の足あと30件中24件
どれどれ、どんな人が足あとをつけてくれたんかいなと思って見に行くと、そのプロフィールはたいていが次のような書き出しで始まっている。
最近Mixiを始めました初心者ですw〜
いまさら・・・って感じですが・・・・(^^)
??????????逆転7桁収入を狙え??????????
リストラされて、もうだダメだって思ってたのに
いい仕事に出会いました^^
パターンはいろいろある。リストラされたおっちゃん系、自宅で副収入をと思って始めた主婦系。ただ、お決まりのフレーズがあって、それはだいたい次のような感じだ。
半信半疑なので、本当かなぁと思いながら
一生懸命続けてみたら、あれよあれよといううちに
7桁に近い収入がもらえるようになりました。
ほんとビックリですよね。
もちろん仕事内容もすごく簡単で誰でも出来ます。
そんな仕事、どこにもあれへんて、絶対に。
と思って信じてないのは私だけなんだろうか。もしかして、プロフィールにこう書いておられる方たちはみなさん、本当に7ケタの収入(って百万単位ってことですね)を得ていらっしゃるのだろうか。冷静に考えれば、百万単位が年収なのか月収なのか日給なのかによってものすごく激しい違いがあるのだけれど。
まあ、他人がどんなプロフィールを書き込もうがそれは勝手である。お好きになさればよろしいかと思う。しかし、足あとを残して行かれる方たちが、そうした得体の知れないややこしいビジネスを奨める方たちばかりになってくると、これはどうかと思ってしまう。mixiって、そんな場になってしまったのか。
mixiの会員数はおそらく国内での限界値に近づいているはずだ。だからmixiの次なる一手は、滞在時間を長くすることに絞られるだろう。そのための機能をいろいろ実装しているようだけれど、それより何より会員のクォリティコントロールをきちんとやった方がいいのではないだろうか。
もともとmixiが人を引きつけた魅力は、組織のクローズド性にあったはずで、それは要するに訳の分からない人は基本的にいませんからという安心感である。とはいえ会員数を増やさないと広告媒体としての価値も高まらないから、会員獲得に力を入れたことは理解しよう。
しかし会員を増やすがために、誰でも彼でも入会させてしまったのでは、そもそものmixiの依って立っていたところが揺らぐことになりはしないか。これは多くの企業が成長に連れて陥るジレンマである。つまり創業時には確固としてあった企業理念やコアとなる提供価値が、企業規模が拡大していくに連れて希薄化したり、変質したりする。
mixiもこれまでに何回かそうした危機的状況に遭い、そのたびに辛うじてクリアしてはきたと個人的には思っている。ではあるけれども、最近の『儲かる情報ビジネス』系会員をふるいにかけることは難しいのだろうか。いずれにしてもmixiへのアクセス時間は、一時のミク中状態だった頃に比べれば、たぶん十分の一以下に減ってきている。
他のmixiユーザーはどうなんだろう。SNSというビジネスモデル自体が、少なくとも日本では転換期を迎えつつあるような気が強くするのだが、同じようなことを思っている人はどれぐらいいるのだろう。
昨日のI/O
In:
『ロジカルリスニング/船川淳志』
Out:
某ソフト開発物語
メルマガ最新号よりのマーケティングヒント
「コンベヤをなくせ」
→ http://blog.mag2.com/m/log/0000190025/
よろしければ、こちらも。
□InsightNow最新エントリー
「二つの『三つの視点』」
→ http://www.insightnow.jp/article/373
□FPN最新エントリー
「時間は魔法」
→ http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=2595
※以前、ブログに書いた内容に手を加えてみました
昨日の稽古:
・レッシュ式腹筋、懸垂