タオルの長さは誰が決めた?


カスタムメイドタオルが欲しいと思った


面の皮はそれほどでもないが、体の皮膚は相当に分厚いのかもしれない。特に空手を始めてからは、足や腕あるいはお腹の皮膚が少々厚くなったような気がする。良いことである。しかし、困ったことでもある。なにが不具合かといえばお風呂で体を洗う時だ。皮膚がごつくなると普通のタオルで体をこすったぐらいでは汚れを取れた気にならないのだ。


つまりお風呂から上がっても「あぁ〜、さっぱりした〜」とならないのである。もちろんかなり力を込めてこすっているので、たぶん表面上の汚れはきっちりとれていると思う。なのだが、今ひとつ、皮膚をこすりきったという感覚がない。そんなに力一杯がしがしやると逆に肌に悪いのではないかと家人にいわれる。それもわかるのだが、今さら少々お肌が荒れたってどうってことない。それより何よりさっぱりしたいのだ。


そこで普通のタオルがダメなら、体洗い専用のタオルだといろいろ試してみた。ナイロン系タオルがゴシゴシ感があって心地よいのだが、きつすぎるという話もあり、天然素材のものに変えた時期もある。あるいはスポンジの片面に体洗い専用の目の粗い生地をはっつけたものを使ったこともある。もっともスポンジのように小さなものだと背中を隅々までこすることができない。肩まわり、肩甲骨のしなやかさが失われてきているために手が届かないのだ。だから、このスポンジを使っていたときは息子と一緒に入り、彼に背中を流してもらっていた。


いろいろ試してみて、落ち着いたのがナイロン系体粗い専用タオルである。ところがこれにも一点、問題があった。タオルが短いのだ。短いタオルだと何が問題かといえば、やはり背中を隈無くガシガシやれないのだ。もちろんタオルのせいではない。自分の体が硬いからである。しかし現実問題としては洗い残しが残る。


そこで不思議に思ったのがタオルのサイズである。ごくごく普通のタオルのサイズは、どのような経緯を経て今のサイズに落ち着いたのだろうか。そう思って家にあるタオルを調べてみると、バスタオル以外のタオルはほとんど同じ長さである。おぉ〜、これは大発見だと個人的には思った。


そういえばバスタオルにはいろんなサイズがある。我が家にあるバスタオルでさえ3タイプある(うちは三人家族ですから)。これまでに泊まったホテルのことを思い起こせば、確かにサイズは違っていた。が、普通のタオルはどうも同じサイズだったような気がする。いや、普通サイズよりちょっと長い目のタオルもあったかもしれない。ということはタオルにもいろんなサイズバリエーションがあるのだろうか。


と思って調べてみると、普通のタオルは「フェイスタオル」と呼ばれていることがわかった(→ http://www.makasetaro.com/blog/archives/2005/04/post_16.html)。これによれば幅はほぼ同じ、長さは15センチぐらいの幅で長い短いがあるようだ。加えて「スポーツタオル」なるものもあるらしい。フェイスタオルより最大50センチぐらい長いものもある。なるほど。では、このスポーツタオルサイズの体洗い専用タオルはないものかと探してみると・・・。


ありました!


しかも目の粗さ(+たぶん固さ)にいろんなタイプがある。お肌の弱い方用からおもいっきりゴシゴシやりたい人用まで揃っている。知らなかった。タオルの進化をあなどっちゃいけないのだ。そして選んだのがウルトラハード&ロングタイプだ。これがもうなんというか、最高である。


息子の助けを借りなくとも背中を残すところなくきっちりとこすれる。しかも本当に「こすれる」。このすっきり感に比べれば、今までの体の洗い方は一体なんだったのだと愕然とするほどの違いがある。人生も後半に差し掛かって、このような極楽タオルと出会えたことをとても喜ばしく思う。


そこでふと考えたのが「カスタムメイド(あるいはフルオーダー)」タオルだ。うろ覚えだけれども確か日本のタオル産地は四国の今治と大阪の泉州だったはず。どちらも中国産の安いタオルにやられて、産地の景気は悪い。タオル屋さんの経営は相当に苦しいという話ではなかったか。


いろんなコストの高い日本でタオル生産を続けて、しかもきちんと(採算ベースに乗る)対価を取るためには、対価にふさわしい価値を付けることが必要だ。であるならばカスタムメイドではないのか。


タオルの固さ、生地の目の粗さ、サイズ、色さらにはデザイン性まで含めても良い。カスタムメイドタオルがあれば注文する人は、結構いると思うのだけれどどうだろう。


昨日のI/O

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メディカル・プリンシプル社中村社長インタビュー
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