2008年のノート問題

atutake2008-01-07



去年一年は『超整理手帳』で通した


一昨年の末、さんざん悩んでシステムノートから超整理手帳に切り替えた。これはかなり画期的な成功となった。そもそも毎日が予定で埋まるようなタイプではない。やるべきことはいろいろあるけれども、人と会ったり打合せをしたりする回数はそれほど多くない。だから予定管理はシンプルな超整理手帳で十分である。


超整理手帳は極めて軽く、薄い。だから外出するときにはジャケットの胸ポケットにいつも入れておける。これがよい。いつの間にか沢尻エリカの恋人として有名になってしまった高城剛氏の名言に「アイデアは移動距離に比例する」というのがある。少なくとも自分にはこの言葉がぴったりと当てはまるようで、外に出るといろんな妄想が湧いてくる。


イデアと呼べるほどの内容ではないにせよ、抱えている仕事やテーマに関する思いつきが結構次から次へと浮かんでくるのだ。これを何とか記録しておきたいというのが以前からの課題だったわけだが、超整理手帳に付録の『todo list』を挟み込んでおくことで長年の課題が解消された。本来はto do listとして使うこの小冊子はメモを記すにもちょうど具合が良いのである。


これを本格的に使い始めた昨年は間違いなく、これまでの人生もっともたくさんの屋外メモを書いた一年となった。ブログのネタも電車に乗っているときなどに思い付いたものがたくさんある。ということでこと予定管理とちょこっとメモに関しては超整理手帳キットでまったく問題はない。実際にはこれにGmail mobile & Google calendar mobileもあわせて使っているので、さらに完璧である。


ただし、一つ問題が残っている。ノート問題である。


取材のときには、インタビューごとに一冊ノートを用意する。取材に関してはこれで事足りる。困るのは打合せと自分自身が抱えてる継続的なプロジェクトなどを記録しておくノートである。


企画仕事、プロジェクト仕事などは長期間にまたがる。当然、その間には何回もミーティングが行なわれる。メモを書かなければならない。これが厄介なのだ。そんなノートはパソコンで書いていけば良いではないかと考えたこともあった。しかし、パソコンで書くのとノートに書くのとでは何かが決定的に違う。


うまく説明できないけれど、ノートは自由なのだ。極端な話、見開き全面を使っていろいろ書き込んでいくと思わぬつながりが見えたりする。なかなか実践できないけれどマインドマップを使ってノートを書くと、とくにこうしたアイデア拡散発生傾向が高まる。ついでにいえばマインドマップでノートを取った方が、全体的な枠組みを記憶にしっかりと定着できるように思う。


こうしたノートの取り方はパソコンでは無理である。Illustratorを使って書けばもしかしたら可能なのかもしれないけれど、あまり現実的な案じゃない。だから記録はノートということになる。問題は、そのノートだ。


書きやすさという点からいえば、A4サイズがもっともフィットする。紙質は去年の夏頃に出会ったmarumanのもの(写真参照)がベスト。これにいろんなことを書き付けるようにしている。すると当然Aプロジェクトの●月●日のメモと同じプロジェクトの▲月▲日のメモの間には、ほかのさまざまなメモが挟まってくることになる。以前の記録を参照しようにも面倒なことこの上ない。しかもノートを使い切って別のノートに移行していたりすると、さらにその面倒さは増す。


ならばプロジェクトごとにノートを使い分ければよい、のかもしれないが、それも何冊もノートを持ち運ばなければならず鬱陶しいことこの上ない。今年は、このノート問題を何とか解決したいと思う年の初めである。A4サイズのルーズリーフでも使うのが解消法になるんだろうか。それとも文字を小さめに書けるように努力して、以前使っていたシステムノートを引っ張り出すのがよいのか。はたまた、もっと他に何か画期的なソリューションがあるのか。


どなたか、よい知恵をお持ちの方があれば、ぜひ教えていただきたい。




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