聴いて起こして書いて書く


一ヶ月で19人


2月はこれまでの仕事人生において、過去最高の月間取材数となった。しかも2月と言えば今年は閏年とはいえ29日しかない。ほぼ3日ごとにお二人の方からお話を聞いていたことになる。


そのお相手はといえば、これが実にバラエティ豊か。初っぱなはケータイ通販企業のマーケティングディレクター氏である。続いて中国に進出した日本企業(あの言論統制共産中国において政府認可のフリーペーパーを発行している強者)の創業者社長氏、さらに精密素材メーカーの埼玉工場長に同社起死回生のイノベーションについてみっちりと話を聞き、工場も見学させていただいた。


引き続いては大学教授シリーズである。関西にある福祉系総合大学で学科長を務めておられる教授から話を伺い、ついでに大学院の学科長教授にもインタビューを行なった。そして日本初の商用インターネットプロバイダーの社長からはじっくりと日本のネット創成期秘話を語っていただいた。


トドメがシャープ町田会長、島津製作所矢嶋会長の対談を取材し、さらに名古屋まで出かけていって日本に初めてホスピタルクラウンを持ち込んだ方から『笑いの力』について、げらげら笑いながらの楽しいインタビューを行なった。


その間、東京に出張すること4回、名古屋が1回。あとは大阪と京都でインタビューを行っている。インタビュー自体はどれもとても楽しい。ただしお話を聴いたら、それで終わり、ではもちろんない。


ただちにテープ起こしをし、テープ起こしに引き続いてはラフ原稿を書き、そこから一稿、二稿、三稿と書き連ねて最終的にきっちり推敲して提出、といった毎日を送っている。テープ起こしの書きなぐり原稿も勘定に入れると、2月は一ヶ月で800枚書いた計算になる。


肩こりはすでに限界を超えたのか、ほとんど何も感じなくなった。その代わりに前腕部がゴリゴリし始めている。テープ起こしは以前からかなり早いと思っていたが、その速度がまた上がったように思う。1時間のテープなら、余程の早口でない限りは2時間ぐらいで起こせる。


iBookのバッテリーが弱ってきて2時間ももたなくなってきたから、バッテリーを新調した。電車に乗っている時間に少しでもテープ起こしを進めるためのプチ投資だ。


さらにはテープ起こしだけでなく、電車の中でも原稿を書き進めるようになった。さすがにラフ稿、一稿あたりはテープ起こしのプリントアウトはアウトラインプロセッサーで作った構成案、下書きメモなどを一緒くたに見ながらでないと書けない。だからこれはiMacでやる。モニターがでかいと、こういうときにとても重宝する。


アウトラインプロセッサーを画面の左端に表示しておき、ざっとした見出し案を書き出したエディターを右端に。真ん中には本原稿を表示し、その横ぐらいに下書き用エディターを開いておく。実際に原稿を書いていくのは、この下書き用エディターだ。ここでワンブロック書き終わると本原稿用エディターにコピーして前後の流れや文字数などを合わせていく。一通り書き終わったら、本原稿だけを見ながら推敲していく。


この推敲段階に入るとiBookだけで十分に事足りる。キーボードの打鍵感、サイズともにiBookの方が好みなので仕上げはこちらでやることが多い。


といった仕事の進め方をしている。起きている時間は書いているか、メシ食っているか、寝ているか、空手をしているか、風呂に入っているか、飲んでいるか(こんなに忙しくても、いや忙しいからこそ飲まずにいられない)のいずれかである。まれに移動&睡眠となっているケースもあるが、移動中は座れれば書いている。書くべき原稿が次から次へとあるためにブログを書いている暇もない。でもさすがに売り物じゃない文章も書きたいと思い、さて何を書こうかと考えた結果が、このエントリーとなった。


残りの原稿がまだ7本ある。何とか全部、今週中に終わりますように。





昨日のI/O

In:
島津製作所・矢嶋会長対談取材
Out:
メルマガ
FMO特殊金属エクセルラフ原稿
KWSテープメモ


メルマガ最新号よりのマーケティングヒント

「自社ノウハウの見える化
http://blog.mag2.com/m/log/0000190025/
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□InsightNow最新エントリー
「MacBookAirが予言する未来」
http://www.insightnow.jp/article/975

昨日の稽古:富雄中学校武道場

・縄跳び〜柔軟体操
・基本稽古
・移動稽古(前屈立ち追い突き・逆突き・前蹴上げ・受け)
・ミット稽古(ミットを使った蹴りの受け)
・組手稽古