なぞの『学士会館(もしくはMac)』


昨日から学士会館に泊まっている


相変わらず快適である。静かである。立地も良い。にも関わらず安い。周りのメシ屋も安いとはいえないが、まあうまい。近くにコンビニもある。さらに朝飯がとびっきりうまい。そして内田樹先生が書いておられるように、このホテルだととてもぐっすりと眠れる。

この場所は皇居の真東数百メートルのところであり、都内でもっともきちんと呪鎮がなされているエリアであるはずだから、寝心地がよくて当たり前なのである。
帝国ホテル、パレスホテルなど一流のホテルやGHQが皇居のすぐ横にあったのは、単なる地理的利便性によるのではなく、このエリアにいると「気持ちが落ち着く」ということが経験的に確証せられていたからではないだろうか。
(→ http://blog.tatsuru.com/archives/001388.php


ということで、東京で泊まるときは予約を取れる限りは学士会館である。が、一点だけとても残念な欠点がある。Macユーザーにやさしくないのだ。たしか昨年の夏にリニューアルをかけるまでは、館内には無線LANが設置されており、それでインターネットにつながるということになっていた。


ただし、である。そのためには専用のカードを差さなければならない。ということは私が使っているiBookではダメである(カードスロットがないから)。ではカードスロットのあるMacならどうかというと、それでもやはりダメなのだ。Macには対応していないのである。


だから、昨年の夏までに泊まったときには近くのホットスポットを探して、そこまで出かけていってネットにアクセスしていた。まあ、それぐらいの不便ならがまんしてもお釣りが来るぐらいの価値があるからと自分を納得させていたわけだ。


それがリニューアルなって部屋に有線LANが備え付けられることになった。これでケーブルさえあればネット接続可である。いまどきのホテルは、たいていこの方式でネットにつなぐことができる。それなら、Macだって大丈夫だろうとやってみると、あにはからんや。これがつながらない。


おかしい。そんなことはないはずだ、といろいろやってみると何とかつながった。が、ホームページにしているiGoogleにはアクセスできない。なぜかは知らない。他のサイトにはアクセスできるのだが、iGoogleGmailがダメである。謎である。


謎は他にもあった。Gmailが使えないのなら、メールはMac標準のアプリケーション「Mail」を使うしかない。これがまた問題である。つまりメールを受信することはできるのだが、発信できない。正確にいうと、メールに書き込んだテキストの容量が一行か二行程度なら発信できるのだが、テキストがそれ以上になるとアウトである。わけがわからない。


そこでモノは試しにと「Thunderbird」を使ってみると、これなら送信できる。とても不思議な現象なので、会館のスタッフの方に「かくかくしかじかの症状で困っておりますので、できれば対処を」とお願いした。これが今年の初めのことだ。


そして昨日である。どれどれ改善されているかな、と期待半分不安半分でアクセスしてみると、iGoogleは開いた。やで、うれしや、である。これならGmailも使えるだろうとやってみて、学区士(がっくし、とうったらこう変換された)。相変わらずGmailだけダメである。一体、何がどうなっているのかさっぱりわからない。


前回スタッフの方とお話ししたときには「学士会館は特殊なセキュリティシステムを使っているので、それが原因ではないでしょうか」といわれた。そうなのかもしれない。だとすれば、そうしたセキュリティシステムを開発されている企業の方にお願いしたい。


どうか、Macを使えないようなセキュリティシステムを、これ以上広めないようにしてください。まだまだマイナーとはいえ、Macのシェアも少しずつとはいえ盛り返しつつあるはず。Macもきちんと使えるシステムこそ、ユニバーサルなシステムだと思いますので、よろしくお願いします。




昨日のI/O

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アイスタイル社吉松社長インタビュー
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「映像は世界共通」
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昨日の稽古:

・カーツトレーニング、懸垂