審査雑感


少年部13人と一般部が1人


春の審査を行なった。今回が初めての審査となる子どもは、はたで見ていてはっきりわかるぐらいに緊張している。二回目の子ども、三回目の子どもと審査経験に応じて、緊張度は軽くなっていくようだ。子どもなりに場数を踏むと、少しずつ度胸が付いてくるのだろう。


たしか極真の審査風景を映したあるビデオで、松井館長が「審査を受けるということ自体が、すでにある意味で結論となっているわけです。だから今日はとにかく全力を出し切ることだけを心がけてください」と言っていた。


その通りだと思う。


昨日の稽古まででできなかったことが、今日の審査でできるようになる、なんてことはまずあり得ない。逆に昨日きちんとできていたことは、ケガでもしない限りはまず間違いなく同じようにできる。実際に以前の審査で、当日風邪で熱(後で聞くと38度ぐらいもあったらしい)を出しながらも、身体の不調をまったく感じさせない気合いと動きで乗り切った小学生がいた。そんなものだ。


普段からできるだけ一人ひとりの上達具合を見るようにしているつもりでも、ちゃんと見れていないなあと思うのも審査である。前回の審査の時と比べてみると、みんな、明らかにうまくなっている。


確かに、基本がまだまだきちんとできていないところはある。が、それをいえば自分自身だってそうだ。そして審査で見るべきポイントは、どれだけできていないかではなくて、どれぐらいできるようになったかだと思う。前回からの伸び具合が、次の伸びにつながっていくのだから。


もちろん、うまくできていないところは厳しくチェックする必要がある。そのチェックポイントを見ながら、教え方を変えていかなければならない。それが子どもの指導ではいちばん重要なポイントだと思う。


では、自分自身はどうなのだろうか。いよいよ、この夏には審査を受けるように言ってもらっているが、以前、審査を受けたときよりどれぐらい進めているのだろうか。一年一年が老いとの戦いである。だから塾長には最近よく、反射神経で勝負してはいけない、筋肉で戦ってもいけないと注意を受ける。


その通りだと思う。では、どうするのか。そこから先が難題だ。おそらくは考えながら稽古をすること、それしかないと思うのだが。考えたとおりに体が動くはずもなく、また新しい動きをやろうとすると考えている頭がパニクったりする。難儀である。


理想はおそらく考えながら稽古をして、実際には考えなくても体が自然に動くぐらいに技を練り込めれば良いのだろう。それはわかっているのだが、難題である。





昨日のI/O

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昨日の稽古:西部生涯スポーツセンター

・基本稽古
・約束組手(タックルに来た相手への対応)
・体で突きを受け流す稽古(拳が当たった瞬間に体を少しそらす)