眠れぬ夜は
6時間以上8時間未満 50%
平日・休日を問わず約半数の人が意外に結構寝ている。もっとも平日の睡眠時間は4時間以上6時間未満というビジネスパーソンも約43%いる。そして睡眠に対して何らかの悩みを持つ人は、全体の約8割を占める。みなさん、何か悩みをお持ちというわけだ。
調査を実施したのはIHG・ANAホテルズグループジャパン。20〜40代のビジネスパーソン1,106名を対象にアンケートを行い、その結果をまとめている(→ http://www.anaihghotels.co.jp/pr/index.html)
調査の結果、睡眠に対して悩みを持っていないビジネスパーソンはわずか2割てで、睡眠に何かしら悩みを持つビジネスパーソンが全体の8割を占めるなか、その傾向や生活習慣には男女で違いがあることが分かりました。例えば、なかなか眠れないとき考えていることは男性の約半数が仕事について、女性は職場からプライベートに至る様々な人間関係についての悩み、週末は男性より女性が「寝だめ」などやや不規則な生活時間を過ごしている等の傾向が見られます。
眠れないときに仕事のことを考えたりすると、余計に眠れなくなるのではないかと心配するのだが、これこそ余計なお世話かもしれない。しかし、そもそも眠れない原因が仕事という方もいらっしゃるだろう。そういうときには、どうしたらいいか。思うに、いっそのこと、気になっている仕事をやってしまった方がいいんじゃないか。そうすれば少なくとも気になっていることに取り組んでいるのだから、少しは気も紛れるように思う。
それで、もし仕事が少しでも進めば儲けもの、ぐらいに思ってやれば意外にうまくいったりすることもある。あるいは、とても難しい課題に行き詰まっているのだとすれば、考え疲れて眠りに落ちてしまうこともあるだろう。これまた、意外にそういうときほど、夢の中で良いアイデアが浮かんだりするものだ。
私は自営業なので、就業時間も自由である。というと、夜更かし&朝寝坊を好きなようにできていいですね、なんて誤解されることもあるけれど、実際はまったく違う。朝寝坊はしない。というより正確にはできない、より事実に即して表現するなら加齢とともにできなくなったというべきか。
朝の9時以降になってもまだ寝床にいることなど、まずない。最近でこそ息子に付き合って寝る時間が遅くなっているために、起きる時間も遅くなりがちだが、それでも5時過ぎには目が覚める。本当は3時ぐらいに一度目覚めるのだが、そこで起き上がってしまうとその日がちょっとしんどいだろうと考えて、もう一度寝直すことが多い。
でも、あまりに気分よく目が開いたときには、3時でも起きてしまう。そして朝風呂につかって、本を読む。結構至福の一時である。それから仕事にかかる。まずその日にやることを書き出す。書き出したリストを見ながら、その仕事をやり終えたらどうなるかを想像する。これはワタミの渡邉社長に教えてもらった『一日の理想をイメージしてから、一日を始める』法だ。
そうやって、やるべきこと、やらなきゃならないこと、やったほうがいいこと、できればやりたいことなどを朝イチバンに全部確かめて、どれをどこまでやるのか、やったときにはどうなっているのかをきちんとイメージしてしまう。すると、現実の一日が結構イメージした通りになるという。そんなおめでたいことあるわけがと、渡邉社長の話を聞いたときに思ったけれど、やってみるとなかなか具合がよい。
ポイントは、それぞれの課題をどれだけ精密にイメージできるかにあるようだ。やることリストの中でも優先順位の高い課題ほど、イメージも明確にある。何をどうすれば良いのかがわかっているから、実際に作業としてこなしていくことができる。ところがリストの後ろの方にある「今日のうちにできればやった方が良いんだけど」案件になると、まだあまり真剣に考えていないから、進め方が漠然としていたりする。すなわち手をつけることができなかったりする。イメージするとはそういうことだ。
ということは、この『一日の理想をイメージしてから、一日を始める』法は、前日の眠る前にやるという手もあるかもしれない。そして、明日やることをきちんと把握できてしまえば、悩みなく眠りにつけるんじゃないかなどと思ったりもする。
もっとも、そのためには飲み過ぎていないことが条件になるだろうけれど。かといってもしへべのレケレケ状態になってしまっていたなら、きっとそのまま眠りの世界にすんなりと入っていけるはず。ぐらいに気楽に考えていれば、眠りに悩むことなどなくなると思うのだけれど。
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