コマーシャライザー、恐るべし


2ヶ月で6000本


ちょうど一ヶ月前に『コマーシャライザー』なる、オンラインCM作成サービスのことを書いた。このサービスがスタートして2ヶ月間で、作られたCMが6000本になるそうだ(日経産業新聞2008年8月20日付)。


6000本の中の1本には、私が作ったものも混ざっている。
http://cmizer.com/movie/5536


前回のエントリー(→ http://d.hatena.ne.jp/atutake/20080720/1216534259)では、たとえ静止画像をつないだものとはいえCM(らしき動画)を作ることのおもしろさをテーマにした。


また

さらに商才のある人なら、このサイトを使っていろんなお店や団体のCMを作りまっせ、みたいなビジネスもできるんじゃないだろうか。

と書いた通りの動きも出てきているみたいだ。

6月4日のサービス開始から二ヶ月あまりの間に作成された約6500本のCMの内訳を見ると、旅行の想い出やわが子の成長ぶりなどを紹介する「パーソナルCM」と、中小企業や個人商店が商品やサービスのPRで作ったものがほぼ半々の割合という(前掲紙)。


リクルートには企業からの問い合わせも入っているという。最近、このブログやメルマガなどでも書いているのだけれど、やはりこれからはコンテンツのリッチ化が進むのだろう。リッチ化とは単純にいえば、動画を使うということだ。


インターネットは最初、テキストだけの世界だった。そこに画像が加わるようになり、少しずつ動画も増えてきた。これがネットの進化だとすれば、その方向性は明らかに動画に向かっている。


ただし動画となると、制作の問題がクローズアップされてくる。単純なビデオならともかく、それなりの映像効果を付けた動画となると、素人がそう簡単に作れるものではない。そこを支援するサービスというのが、このコマーシャライザーというわけだ。目の付けどころが鋭いと思う。


おそらくこれからコマーシャライザーはテンプレートをどんどん増やしていくのだろう。それだけでも作り手としては十分におもしろいし、実際にCMとして使う企業やお店サイドでは差別化を図ることができる。飲食店などは料理を少しばかり綺麗に撮影して、コピーをうまく付けていけば、それなりに使えるCMになるだろう。


最後に少しだけPR。コマーシャライザーを使って自社CMを考えておられる企業さんがおられるなら、このCMのポイントは明らかにコピーです。瞬間的に読める範囲内で、しかも印象に残るコピーを、一連の流れの中で作る。そんな仕事なら、ぜひ、お任せあれ。



昨日のI/O

In:
『売り込まなくても売れる!/ジャック・ワース、ニコラス・E・ルーベン』
Out:
武雄市長さまインタビュー原稿
メルマガ

メルマガ最新号よりのマーケティングヒント

ユニバーサルデザイン
http://blog.mag2.com/m/log/0000190025/
よろしければ、こちらも。

□InsightNow最新エントリー
「千円パソコンが示す未来図」
http://www.insightnow.jp/article/1881

昨日の稽古: