改めて知るGoogleのすごさ


グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=

グーグルのグリーン戦略=グリーン・ニューディールからスマートグリッドまで=


このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『グーグルのグリーン戦略』についてのレビューです。


Googleは一体、サーバを何台使っているのか?

ネット上の情報によれば、最低でも20万台以上、もしかすると100万台を超えるのでは、といわれている(→ http://www.seoaxis.com/knowledge/modules/plzSeo/246.html)。サーバを格納するデータセンターも自前である。では、Googleのデータセンターは、いくつあるのか。全世界に38あるようだ(→ http://www.wayfaring.com/maps/show/48030)。


世界中で38カ所に自前で、データセンターを建てることがどれほど大変なことかを、実感として理解することはできない。ただデータセンターに求められる条件、例えば建物の耐震性や空調、あるいは停電時に対応できる電源にもちろん冗長化された通信ネットワークなどを積み上げていけば、莫大なコストが必要であることはわかる。


そのデータセンターをGoogleは、アメリカ・カナダに20、ヨーロッパに10、日本や中国、香港、ロシア、マレーシア、オーストラリアにブラジルにも一カ所ずつ置いている。もっとも中国からは、近いうちに撤退するのだろうけれど。


その巨大データ産業Googleがいま、全社を挙げてグリーン戦略に取り組んでいる。やるとなったら一気呵成、集中的に、タイムスケジュールも決めてやるのがGoogle流だ。


彼らがめざすのは「ITによるグリーン化」と「ITにおけるグリーン化」。ITを徹底的に活用することで、エネルギーの効率利用を図る。これがITによるグリーン化である。そしてデータセンターで膨大な電力を消費するIT企業だからこその課題が、ITにおけるグリーン化となる。


加えて温暖化ガス削減のために具体的に取り組む活動も大きくわけて二つある。RE

昨日のI/O

In:
京都大学大学院工学研究科 宇津野秀夫准教授
Out:
S社株主報告書原稿
早稲田大学・西谷教授取材原稿

昨日の稽古: