雨の日は庭を見ながら仕事をしよう

1階が事務所

今の住まいである。家人のお父さんがお商売をされている。そのビルの4階が住まい、1階はお店の事務所になっている。が、土曜日はお休みだ。そこで気分転換に1階で仕事をさせてもらうことにした。


何しろ広い。36畳もある。そして小ぶりではあるけれども、丁寧に設えられた中庭がある。これがよい。じっとモニターを見つめていて、ふと顔を上げると、雨に濡れてしっとりした庭が目に入る。ちょうど真ん前にいる信楽焼のタヌキさんが「ちょっと一服しいや」と声をかけてくれているかのようだ。


ちなみに、このタヌキさんは3人親子である。いちばん年下のちびちゃんタヌキは「なにを、そんなに難しい顔してんの?」と言っているように見える。


そうそう。先日見た映画「RAILWAYS」は、50歳にして超一流企業の取締役就任目前で、子どもの頃の夢だった電車の運転士に転職する男の話だった。やりたくもない仕事を続け、同期で親友のいる工場閉鎖を平然と命じ、家族からはまともに話を聞いてくれない夫、父親として見られていた主人公が、自分の夢だった仕事に挑戦することで、自分を取り戻していく。自分の人生を生きるようになる。


ちょうど同い年である。彼と比べれば、どれだけ自分が恵まれているかがよくわかる。難しい顔して仕事してたら、あかんなあ。やりたい仕事を、好きなようにやれている。その幸せをきちんと自覚しておかないと。


ちびタヌキのひょうきんな表情は、そんなことを諭してくれているようだ。今日は、ここで雨を見ながら、原稿を書こう。



昨日のI/O

In:
『モチベーション3.0』ゲラ原稿
Out:
千房さまラフ原稿


昨日の稽古:

・懸垂