最初はセオリー通りの流れで考える



ちょっとさ、このマーケの企画書、書いておいて!


いきなり上司から、こんなムチャぶりされた経験はありませんか。そんな時にどうするか。もっとも手っ取り早い解決法が、社内にあるはずの似たような企画書を探しだして、それを上書きしていくことでしょう。


求められている新企画と、以前の企画内容に齟齬が出なければ、それでOK? そんなワケがありませんね。そもそも企画書とは何でしょうか。その定義については、例えば次のような説明があります。


企画書とは、新規プロジェクトなどのアイデアを実現するために
誰が見てもわかりやすい文書の形式でまとめた書類のことです。
http://kotobank.jp/word/%E4%BC%81%E7%94%BB%E6%9B%B8


すなわち企画書とは、なにか新しいことを実現するために書かれるもの。以前の企画を上書きするだけでは、ものごとは決して動き出しません。例えば新製品を開発して、売り出す。まだ誰も思いついたことのないようなアイデアが閃き、これならきっと売れる。そう思ったら、誰もがワクワクするはず。


だから、企画書は、そのワクワク感を共有するために書かれるべきです。いや、その前に思いついたアイデアが、本当に売れるのかどうかを検証することも必要です。さらに詰めるなら、仮に売れたとして、利益が出るかどうかを、きちんと考えておかないといけません。


と考えていくと、そんな面倒なことやりたくない。と思うなかれ。


仮に新製品や新サービスの企画書なら、決まった流れで考えていけば、それほど苦労することなく書けるようになります。既存商品のテコ入れや、新規顧客開拓の企画、価格や販促策の見直しも、同じフローで考えていけば解決策そのものが見えてくる可能性大です。


なぜなら、すべてマーケティングの考え方に基づいてチェックしていけばいいから。逆にいえば、およそあらゆるビジネスは、マーケティングの原理を抑えておきさえすれば、それほど間違った結果には結びつかないのです。


マーケティングではやるべきことと、その順番が決まっています。だから、ますその流れをきちんと抑えること(といっても、特に難しいことや専門知識の必要なことはありません。あえていえば、日経新聞を読めることぐらいでしょうか)。フローを学ぶだけでいいのだから、意外なほど簡単です。


やり方を覚えたら、後はとにかく経験を積むこと。これでマーケティング道『守破離』の守は完璧です。ここまでできたら、自社の業界事情や貴方自身の個性に合わせて、基本の流れを少しずつアジャストしていきましょう。これがマーケティング道『守破離』の破の段階。


このレベル化から、さらに経験を積めば、もはやあなたも立派なマーケッターです。どんな会社でも通じるマーケティング力が身についているはず。すなわちマーケティング道『守破離』の離、ここまでくればマーケティングマイスターを名乗ることができるのです。その第一歩となる、マーケティングの基本的な流れを、朝活『京都朝げいこ』でマスターしましょう。



6月28日(土)13時30分より講座説明会を『COCON KARASUMA』4階シティラボで行います。興味のある方は、ぜひ、お気軽にお越しください。
お申し込みはこちら


昨日のI/O

In:
Out:
某誌原稿下書き
某ウェブサイト原稿下書き
某学会紹介原稿下書き

昨日の稽古:

ジョギング、筋トレ