未だに見る夢


定期的に襲われる悪夢がある


単位が足りないとか、後期試験に寝坊して間に合わなくなったとか。大学時代5年間の過ごし方に、未だよほど思うところがあるからだろう。これでは「卒業できませんね」と事務の人から言われる夢を見る。悪夢である。


実際には、もちろん、きちんと卒業証書をいただいている。たとえ、その単位のほとんどが「可」だったとしても、あるいは卒業に必要な144単位中ざっと80単位を5回生で取ったとしても、一応は文学士である。ただし、きちんと勉強しなかったことも否定できない。


大学生活5年間で読んだ本の数は、おそらく今の1年分に満たないだろう。大学時代にきちんと勉強しなかったことが、未だにコンプレックスとなっているようだ。だから今朝方も妙な夢を見た。


ある教授の勉強会に参加している。といっても勉強会のメンバーではなく、オブザーバーとして取材をする立場のようだ。とはいえ、一応そのテーマについては理解しているものと先生からは思われていて、時に意見を求められることもある。はっきりとは覚えていないが、スポーツ系のテーマのようだ。


そこであるとき、したり顔で述べた意見に対して、先生が怒り出すのだ。「専門家でもないくせに、わかったようなことを言わないように。所詮、あなたは、この程度の成績ではないですか」と言いながら、先生は胸のポケットから封筒を出した。その表書きは、成績証明書となっていた。そして先生は「ほれ、この通り」と、私の成績書を突き出す。


ぐっ!と詰まったところで目が覚めた。もっとちゃんと勉強しておけばよかったといくら思い返しても、後悔先に立たずである。せめて、いま仕事で関わらせていただいている内容に関しては、資料をしっかり読み込んで理解した上で話を伺い、それをほかの人にわかりやすく伝える文章を書くことで、少しでも深く学ぶ。そんなことを心がけている。


それにしても、いつまで、この手の夢を見続けるのだろうか。

昨日のI/O

In:
『匂いの記憶』
Out:
某大学講演原稿
某社取材プロット
某社オウンドメディア・コンテンツプロット

昨日の稽古:

ジョギング50分