教養としてのプログラミング
2016/0606/0850
『実践としてのプログラミング講座』(清水亮/中公新書ラクレ)を読みながらのプログラミング修行7日目
今日は「chapter3:続・教養としてのプログラミング講座」を読む。プログラミングとは、何か。プログラマーの仕事とは何か。
部品と部品とのコミュニケーションを設計することがプログラマーという仕事の真髄なのです(同書、P70)
ここで目からうろこが一枚。なぜ、部品と部品をコミュニケーションさせるのか。何かを創る(動かす)ためだ。「部品」を「人」に置き換えれば、プログラマーの仕事の本質が、よりはっきりするのではないか。だから、著者は次のように記している。
成功する経営者と失敗する経営者の二者を乱暴に分ければ、それは計画を立てられる人物か、立てることができない人物か、ということになると思います(同書、P71)
さらに理系と文系については、理系とは基本的に一つの価値観、もしくは一つの結論しか認めないと説く。従って、理系は、究極的には人工知能に取って代わられる可能性がある。そうなった時に求められるのは、多様な価値観や結論を認める、文系学問だと主張する。
「こうした高度な知性(AI※筆者注)を扱うために、感情の機微を捉える文学、意識とは何かを考える哲学、人工知能との共存を可能とする新しい社会学、そうした存在が、以前よりずっと重要性を増すはずです(同書、P77)」
これからの世の中を生きていくための基礎学力として、プログラミング的思考力が必要。そう言われれば確かにそうかもしれない。それは具体的に、何かプログラミング言語を書ける、ということではない。要は考え方であり、考え方は学ぶことができる。
それにしても高校生(もしかすると中学生か小学生)の頃に、万有引力の法則を理解するために、こんなプログラムを作ってしまえるというのは、やはり特殊である。それでも、コツコツと学んでいけば、考え方は身に付けることができるはずだ。いよいよ、次からはキーボードを使ったプログラミングである。
昨日のI/O
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Out:
某原稿下書き:8枚
某原稿修正:7枚
昨日の稽古:
なし