会社案内にYouTube


公開から三ヶ月で47万回


YouTubeでの視聴回数を持つコンテンツが「アキバマン(NikeCosplay)」→ http://www.youtube.com/watch?v=2ry41RIkqHA


ナイキジャパンが投稿した動画作品である。遂にやったかという感じだ。相当に意図的に作り込まれたコンテンツである。企業PRでありながらも企業色は意識的に抑え、ナイキマークが出てくるのは三回だけ。だが、その一瞬はかなり印象に残る。だって、それ以外のシーンがかなりおバカだから(日経MJ新聞12月6日)。


さらに徹底しているのが、画質の悪さ。あたかも素人が作った感じを出すために、わざとクォリティを下げているという。このようにYouTubeを使って企業がゲリラCMを仕掛けるケースは今後、どんどん増えてくるのではないだろうか。


YouTubeに投稿される動画はCMのようでありながら、CMに課せられる規制が一切かからない世界でもある。表現に自主規制は不要だ。規制だらけのCM作りとはクリエイター達のノリが違ってくるんじゃないだろうか。しかも万人向けにする必要もない。思いっきりとんがった表現も可能である。


マスではなくミニマムターゲットへ確実にアプローチできるメディアとしてYouTubeは、やはりこれからの重要メディアである。


さらにYouTubeの意外な使い方が紹介されている。一つは会社説明会への案内ビデオである。

企業向けマーケティング支援のビルコム(東京・港)は十一月下旬、ユーチューブに会社説明会の案内を入れた動画の投稿を始めた。設定した検索キーワードは「就職活動」「マスコミ業界」など。
作品は、深夜に歩く二人の社員が表参道ヒルズや地下鉄のホームなどに「BILCOM」の文字をスプレーで吹きかけるという内容。大胆ないたずらはもちろんCGだ。
日経MJ新聞12月6日)


ということは会社案内ビデオを作って、YouTubeで見てもらうといった使い方も可能ではないか。あるいは社内のプロジェクトにYouTubeを活用する企業もあるという。


YouTubeに投稿されるビデオは何も一般公開だけを目的としなければならないわけではない。外部の人が見に来てもいいけれど、主な目的は社内でもコミュニケーション促進、といった使い方もありだ。


そうしたさまざまな使い方を考えさせるインフラ、それがYouTubeの最終的な価値なんじゃないだろうか。そしてYouTubeがインフラとして認知されて来ているなら、一刻も早くそのポジションに立って考えることが大切なはずだ。


所詮インターネットなんてと高を括っていた企業が結局はどうなっているか。最初からインターネットの可能性に賭けた企業がどう成長したか。インターネットがインフラになることを確信し、それに乗ったところと新しいインフラを認めようとしなかったところについた決定的な差。それがYouTubeを新たなインフラとして考えるか、拒否するかで再び繰り返されそうな流れになっている。


歴史は繰り返すのである。


そうか! 稽古の模様や試合をビデオで撮影しておいて、YouTubeで流すなんて使い方もあるな。これはPRに使えるんじゃないか。



昨日のI/O

In:
『わたし、へんでしょ/藤山直美
Out:
メルマガ
某社ショー企画アウトライン


昨日の稽古:富雄中学校体育館

・基本稽古
・ミット稽古
・約束組み手
・自由組み手
・レッシュ式腕立て、腹筋