2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

一文字単価を意識する

糸井重里なら167万円 昔むかし、糸井重里というコピーライターがいた。彼は西武百貨店の広告を担当していて、名コピーを連発していた。その極めつけが『おいしい生活』だ。伝説によればこのコピー一本になんと、1000万円ものギャラが支払われたという。一文…

GREEの変化と成功

総加入者がまもなく400万人を突破 GREEである。SNSといえば日本ではmixiがダントツだが、実はサービス開始はGREEの方が早い。招待された人だけが参加できるサービスとして、そのスタート時にはそれなりに人気を集めていた。なんかそういうカッコいいサービス…

情報の純度とは

「情報は上の階層を通るほど純化されるんだ」 大阪府職員で上の階層におられる方の発言らしい。先日、大阪府知事となった橋下徹氏は府の全職員にあててメールを発信した。府政に対する知事の基本的な考え方が記されたメールには、職員の考えや問題指摘などを…

フィルタリング、する?

保護者は支持が9割、子どもは解除希望が8割 親子で意見がまっ二つに割れているのが携帯サイトのフィルタリングだ。 保護者に携帯フィルタリングの必要性を尋ねた質問では、「当然必要だと思う」「やや必要だと思う」という回答が九割を超えた。 <中略> 一…

カーシェアリングの時代

200円が限界の人が32% ガソリン代がどんどん高くなっている。いまハイオクがリッターあたり160円ぐらい、この先一体どこまで上がるのか。不安を感じている人も多いだろう(私だってそうだ)。そこで次のような調査が行われた。題して「レギュラーガソリンが…

電縁の時代

かつては血縁と地縁があった いまは地縁が薄れ、新しい人間関係の有り様が生まれている。電縁である。電縁とは何かといえば、インターネットを通じて生まれる人間関係のことだ。とはいえこれは何もいまに始まったことではない。古くはパソコン通信時代から電…

漫才資本主義が潰す才能

チュートリアルの「ちりんちりん」、ブラマヨの「格闘技」 いずれもM-1グランプリを取ったときのネタである。いまもまだあるかどうかは確かめていないが、以前はどちらもYouTubeでもみることができた。個人的にはYouTubeからダウンロードしてあるので、今で…

起こりを消すには

最悪はテレフォンパンチである 向かい合っている相手に対して、いったん「せ〜の」という感じで右手を引いて体もひねって、ストレートを繰り出す。避けられること必須ぐらいならまだしも、相手が上級者ならそもそも突きの準備に入ったところをきっちり狙われ…

あるITベンチャーの末路

これまでインタビューした相手は1000名を超える ともなれば、その相手にヤバい人が混じることもある。たとえば植草一秀氏。植草・元教授は女子高生のスカートの中を手鏡でのぞこうとした疑いで逮捕された。逮捕されるちょうど2週間ほど前に、彼に取材をした…

キーボード問題

スピード1.7倍、打鍵数4割減 親指シフトのメリットらしい。 親指シフトはローマ字に比べると、スピードにして1.7倍、約60%の打鍵数で入力できるようになります(勝間和代『効率が10倍アップする 新・知的生産術』ダイヤモンド社、2008年、124ページ)。 本…

宝くじの広告が嫌いなわけ

別に常磐貴子やユースケ・サンタマリアに文句があるわけではない ただ、なぜか宝くじのコマーシャルを見るたびに腹が立っていたのだ。理由なき怒りみたいなものである。決してタレントのせいではないははっきりしている。むしろ常磐貴子さんをはじめ歴代の宝…

カフェでお仕事

お一人様に就業規則はない 正確(あるいは、かつて憧れたマイク・ハマーbyミッキー・スピレーン風に)にいうなら「俺が掟だ(I, The Jury)」。すなわち、いつ、どこで、どんな風に仕事をしてもよい。ただし、そのアウトプットのクォリティによって得られる…

本が書かれた場所

その本が書かれたかもしれない場所で、その本を読んだ いつもなら飲んだ後に本を読むと酔眼朦朧、まともに頭に入ってこない。それどころか本など1ページも読めばたいていの場合は、眠気に負けてしまうことになる。にもかかわらず、昨夜はホテルの部屋に戻っ…

足元に歳が出る

一流のホテルマンは足元を見る、という 髪型や洋服、ひげや爪の手入れ具合など誰が見てもわかりやすいところには、たいていの人がそれなりに気を遣っている。もちろん、その時点でアウトな人もいるわけだが、それは論外ということなのだろう。そうした目につ…

居座り案件集中日

居座り案件に悩んでいる 基本的に「ピン」で仕事をしている。企画を考え、取材や調査を行い、企画書や原稿にまとめる。相談を受けて、何らかのアウトプットを返す(アウトプットは書かれたものになることがほとんどだ)。ときには企画の一環として、デザイン…

歳を取る意味

つい先日48になった 子曰く「五十而知天命(五十にして天命を知る、論語、為政第二)」という。あとわずか2年で、天命などという大それたものを自分がわかるようになるかものかどうか。現状から考えると、よほど強力な外圧でもかからないと無理だろう。な…

無料通話モデル

43分の通話と217件のメールが無料 一日あたりにならせば通話が1分30秒、メールが7件まで無料で使える。こんなケータイサービスを始めた会社がある。イギリス・ブリック社である。そのCEO・アラピエティラ氏は、ノキアの元社長というキャリアを投げうって新し…

中国餃子問題の本質

この10年で3倍 中国からの冷凍食品輸入である。この冷凍食品がどこまでの範囲を示すのかは知らない。が、これがもし餃子をはじめとする完成品輸入に限られた数字だとすると、ことは深刻だ。話をわかりやすくするために、餃子に絞って考えてみる。 今回、問題…

「あらたにす」が新たにするもの

新聞読み比べサイトができた 「新s あらたにす(→ http://allatanys.jp/)」である。これは実に興味深い試みだと思う。新聞での告知によれば 新サイトの特色は三つの新聞の「よみくらべ」です。一面、社会面の主要記事や社説などが三紙分いっぺんに読めるの…