2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

空手のための読書・パート5

ルールが技術を規定する 何を当たり前のことを、と言うなかれ。武術と格闘技の決定的、根源的な違いを、このひと言で喝破しているのが『八極拳ノート/山田英司』である。 格闘技とは、ルールを設定することにより、強さの測定基準を明確にしたものである。…

空手のための読書・パート4

すみません。長々と続けてしまって。 さて、指導書、理論書が充実してきたのは、ここ数年だと思う。いっちゃ悪いが、10年、20年前のそうした書物と比べれば、最近のものは内容の充実度が違ってきている。背景にあるのは全体的な格闘技ブームなのだろう。格闘…

空手のための読書・パート3

読んでいたのはマンガや小説だけではない。 指導書や理論書の類いも片っ端から読んでみた。これは実際に空手を習い始めてからのことである。何しろうちの流派は、基本ぐらいは自分でちゃんと稽古しなさいという考え方なのだ。もちろん最初は手取り足取り教え…

空手のための読書・パート2

小説、マンガ、指導書(?) 社会人になってからは、読む傾向が少し変わった。空手家の伝記めいた本をいくら読んでも、基本的には自慢話のオンパレードであまりおもしろくないのである。そこで小説ならどうかと。ところが空手、拳法関係の小説となると、これ…

読書は空手の役に立つか

マンガもいれると200冊以上 空手、拳法関係でこれまで読んで来た本の数は、ざっとこれぐらい。その一番最初はたぶん、ベースボールマガジン社が出しているポケットサイズの『空手』だったと思う。これを買ったのが現役で阪大の試験に落ちてしまい、宅浪を決…

終の棲み家は南の島がいい

タクシー初乗り450円でオッと思い、晩酌セット1200円のボリュームにグッとくる。 「ええやん那覇」である。日曜日の関空発最終便で那覇に入り、昨日は那覇から読谷村を回り、伊丹行き最終便で戻ってきた。沖縄へ行ったといっても、観光したわけではなく、う…

エンジェルレッグ、大ヒットの理由

1週間で3万足 何ということのない数字のように思えるが、これでも靴下マーケットでは爆発的な出足となるらしい。なぜなら同マーケットでは通常はワンブランドの年間販売数がせいぜい2万足ぐらいにしかならないのだから。今のところ今年度の売上予測が30万足…

そのひと言、相手のためになる?

「そんなん、当たり前やろ」 これ、子どもとの会話での、特に何か質問を受けた時の、一番の禁句じゃないかと思うようになった。当たり前なのは自分が大人だからであって、もともと子どもと大人では知識の量が違う。大人にとっては知っていて当然のことでも、…

外食産業とタバコの付き合い方

減らす人48.5% 7月1日のタバコ増税に伴い、喫煙者でも今後、タバコを減らそうと考える人が半分ぐらいになった(日経MJ新聞7月5日)。「Yahoo!リサーチ」が実施したアンケート調査の結果で、そもそも喫煙者自体が回答者全体の29.3%だったという。 ネットユ…

写真販売サイト『オールスポーツ』の可能性

オールスポーツというサイトが注目である → http://allsports.jp/index.php まさにネット時代、あるいはデジタル時代だからこそ可能になったビジネスモデルの典型だ。何をやっているかと言えば、まず全国各地で行われているスポーツイベントにプロ(レベル)…

どんな音楽と、いつ出会うか

出会った音楽が、人の一生を決めることがある。 特に十代で聴いた音楽が、人格形成に決定的な影響を与えるケースがある。そう思う。私の場合は十歳が1970年になるわけで、ビートルズの来日は、何となくテレビで見たような見てないような世代である。とはいえ…

親の力のすごさ

昨日、約200人ぐらいの子どもが参加する空手大会があった。 この大会にいつも一緒に練習している子どもが何人か参加し、その中の一人が見事に優勝した。学年別・性別に分けられている中では、もっとも参加者の多い小学4年の女子クラスでの優勝だから、とても…

YouTubeジャンキーはミク中を超えるか

約1450万時間 これが今年5月の、mixiのサイト総利用時間である。サイト総利用時間とは次の式で求められる。 ネット利用者数×一人あたりの平均利用時間=総利用時間(日経産業新聞6月29日)。 何だかわかったようなわからないような指標なんだけれども、とり…

ゆ〜ちゅ〜ぶちゅ〜

『YouTube中』、またの名を『YouTubeジャンキー』とも。 見事にハマってしまった。なぜにといえば、このビデオを見つけてしまったからだ。 → http://www.youtube.com/watch?v=ceU49MnPW0M&search=Mick%20Jagger 85年ぐらいか。サラリーマンを始めたころ、た…

バイクと限界の話

50、250、250、400、125、350、250、250、125 19のときに初めて乗った50cc・オフロードタイプ以来、9台のバイクを乗り継いできた。浪人、学生時代はとりあえず時間だけは有り余るほどある。暇に空かせてバイクを乗り回し、1年で4万キロぐらい走っていた。と…

離散的な数と連続的な数

1個、2個、3個と1cm、2cm、3cmの違いは何か 寺子屋の算数が、いま小数にさしかかっている。小数の考え方が入ってきて始めて、数には二種類あることがわかる。つまり、ものを数える個数は整数(それも基本的には正の)の世界である。これに対して距離や量を計…

士業ビジネスのハウツー

年間約2万4千人 医師国家試験を受ける学生は、毎年これぐらいいる。合格するのはだいたい8割から9割といったところか。だから、ごく大雑把な数字ではあるけれど、毎年2万人ぐらいの医師が誕生していることになる。 ところで医師といえば高額所得者である。実…

ビデオの販促に「You Tube」

前年対比5.8%減、約150万台 2005年の国内でのビデオカメラの販売台数である(日本経済新聞7月11日)。市場はここ5年ぐらいの推移を見ると03年をピークに減少傾向にあるようだ。 なぜかビデオカメラにはずっと縁がなくて、初めて手に入れたのが4年ぐらい前で…

なぜ平常心を保てないのか

たとえば幅30センチの板の上を歩く 板が地面の上に置いてあれば、なんてことはない。目をつむっていても歩けるぐらいで、仮にその長さが10メートルぐらいあったとしても足を踏み外すことはまずないだろう。 しかし、これが地上5メートルぐらいの高さとなれば…

なぜ女性だけが魔性の声を授かるのか

とりあえず、このビデオを見てください。今日の話はそれから。 → http://www.youtube.com/watch?v=fVU27eLOclU これまで46年生きてきて、その声を聞いた瞬間に、鳥肌が立ってしまった三人めの女性である。なぜか声にやられるのは、決まって女性だ。しかもこ…

ダブル・バインドの危険性

<親、またはコーチ>なんで、あかんかったかわかるか? <子ども>・・・。 <親・コーチ>ほんまにわからんのか! <子ども>(しぼりだすように)○○○やったからですか。 <親・コーチ>それがわかってて、なんででけへんのや <子ども>・・・。 こうした…

腕時計とケータイの微妙な関係

装着率は46%まで低下。小売り総額は前年対比8%増 腕時計の不思議な統計がある。腕時計をする人は確実に減っているようだ。装着率で見れば97年70%だったのが、05年には46%にまで低下している(セイコーウォッチ調べ・日本経済新聞7月6日)。日本メーカー…

高血圧とどう闘うか

191〜137/125〜91 左が緊張期、右が弛緩期。私の血圧の話である。高いときで上が191、下も125ぐらいある。かつて巷の女性たちの間では『三高神話』がもてはやされた。すなわち結婚相手に求めるものは高学歴、高収入、高身長であると。ひるがえって物心つい…

なぜ中田の思いは伝わらなかったのか

中田は、自らのパスで思いを伝えようとした。 中田の引退についていろんなメディアで好き勝手なことがさまざまに言われている。その中で一つ、引っ掛かったのが昨日の日本経済新聞に載っていた武智幸徳氏のコラムだ。 一時期、中田の代名詞となった「強いパ…

ラストエフエムが変える世界

収録曲数約100万曲 とんでもないサービスが始まった。その名をラストエフエムという。何がとんでもないのか。自分専用のネットラジオである点がとんでもないのだ。 → www.last.fm/ 昨日の新聞には「世界最大の音楽専門ソーシャル・ネットワーキング・サービ…

成功者の巨額の社会還元

寄付金4兆円 万でも億でもなく「兆」、これ漢字を打ち間違えたわけじゃありませんから。世界第二位の資産家といわれるウォーレン・バフェット氏が、史上最大の寄付を行うらしい(日経産業新聞6月28日)。バフェット氏は以前から、個人資産の99%を寄付に回す…

自分を何と呼ぶか

「あんたもええ歳して自分のこと、ぼく、なんていうてたらあかんで」 中学校時代からの友人に言われたのが17年前のこと。ええ歳とは30を意味する。孔子さん曰く30は而立の歳である。彼の感覚では「ぼく」は一人前の男が自分を指して言う言葉ではなかったのだ…

腕時計は価値を生むか

一つ、5700万 ハリー・ウィンストンの『オーパス6』の値段である。そんな自動車メーカーあったかなあ? って、ないっすよ、そんなの。だって、これ腕時計なんですから。といっても宝石つけまくりのキラキラタイプじゃまったくなくて宝石はゼロ。というかパッ…