アンドロイドはiPhoneの夢を見るか




このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『マックピープル2月号』についてのレビューです。


ぶ厚さ、なんと20ミリ


故あって、ガラケーユーザーである。そもそもケータイは持たない主義だったのに、得意先の社長に勝手に登録されてしまい「ほれ、これ持っとき。あんた、なかなか捕まらへんから」と渡されたのが、今はなきTU-KAフォン。


縁あって、その後にはTU-KAさんのカタログ用コピーを書かせていただいたりもしたので、後々となっても律儀にau族を貫いている。というほど、大したことでは実はなく、単にキャリアを変えるのが、いくらナンバーポータル制になったとはいえ面倒なだけ、というのが本音なのだが、さて。


訳あって、越してきた、新しい仕事場の真横にauのお店があった。そこで一昨年、よしバッテリーも弱ってきたから、そろそろ携帯を変えようとお店に出向いたのだ。店に入るまでは、とにかく薄くて軽いのが良いと思っていたのに、なぜか手にしていたのがぶあっついガラケーだった次第。


もう20年来のMacユーザーであることは、何回もこのブログに書いたとおり。ならば、なぜにiPhoneに乗り換えないのか、と問われるかもしれない。別に深い理由があるわけではないが、強いて挙げるなら、理由は三つある。まず第一には、やはり面倒くさいのだ。つまりauからSoftBankへの変更が、である。ブランドスイッチに抵抗を感じるほど、auにロイヤリティを持っているわけではなく、ただ手続きを煩瑣に思えて仕方がない。


二つ目の理由は、伝え聞くところによるSoftBankの通信網の弱さにある。ほら、すぐ切れるとか、なんかつながらないとか言うじゃないですか。それってどうよって思いますよね。そして三つ目の理由は、iPhone欲しい度が自分の中で、今ひとつ高まらなかったことにある。うん、そりゃ確かに便利そうだし、なんか颯爽と使いこなしている人はたくさんいるし、iPhoneさえあればバリバリ仕事できる、みたいなブログもたくさん読んだけれど、どうも、自分の仕事はマッチしない感が消えなかったのだ。


そうこうしているうちに、やがてiPadが出た。これは正直、すんごく欲しいと思った。これなら原稿を書けるんちゃうんと思ったからだ。が、今持っているガラケーの代替とはなり得ないのも、否定できない事実である。だって電話機能はついてないし、カメラもないんだから。ということで、がまんである。


じゃMacBookAirはどうなんだ。いや、これも欲しいですよ。しかし、これで通話は無理である。そうこうしているうちに、世の中にはいろんないわゆるスマートフォンがあふれることになった。いや、みなさん、スマホをお持ちである。例えば地下鉄の中を見回してみると、そろそろケータイユーザーの3分の1ぐらいはスマホユーザーと見える。


こうなってくると話は別。アーリーアダプターとフォロワーの境界領域にポジションをとる立場としては、もうガラケーにはがまんの限界が近づきあることを自覚せざるを得ない。


そこで、今号の特集である(引っ張りに引っ張って申し訳ない)。実にわかりやすい。マックでアンドロイドを使ったとしても、ほぼ何の問題もないことがよくわかる。auにもかっこいいスマホがあることもわかった。いや、なかなかによさげである。


う〜ん、これはもう、乗り換えるしかないか。と思っていたら、確か年明けだったと思うが、びっくりニュースが飛び込んできた。なんと「auからiPhoneが出る」と言うではないか。今のところ、あくまでも噂レベルに過ぎない話らしいが、万が一、いまauのアンドロイドに乗り換えて、そのしばし後にau iPhoneが出たら、その時の我が身の落ち込み用は、いかほどなものか。


確かにアンドロイド&Macの組み合わせが、十二分に実用性のあることはわかった。さらに、おそらくはアンドロイド系であれば、サードパーティが持ち運びできるキーボードを出していることだろう。これを組み合わせて使えば、アンドロイド物書きとなることも夢ではないかもしれない。


しかし、仮に、今年中に、iPhone by auデビュー、なんてことにでもなれば、どうすればよいのだ。悩みは募るばかりである。


昨日のI/O

In:
『企業参謀』大前研一
Out:
某インタビュー記事

昨日の稽古:

ジョグ