胃袋の縮め方


約10%、体重が減った


以前も書いたように、iPhoneを買って以来、食事のたびに写真を撮るようになった。わざわざ写真撮影を行うのは、iPhoneで撮った写真がかなりきれいだからである。といっても、残念ながら毎食外食で味つけ盛りつけすべてにおいてべらぼーにすばらしい料理をたべている、なんてわけではない。とりあえず朝食はブランフレークである。こいつに牛乳をかけたものを、毎朝飽きずに食べている。


キッカケは6月頃だったか。暑さゆえに食欲が落ちた。そこで食べやすいコーンフレーク(最初はお砂糖たっぷりの甘いのを食べてました)&ミルクに変えたところ、時間もかからずささっと食べることができる。しかも使う食器が小さなボウルとスプーンだけなので、朝刊を大きく広げながらでもOKだ。食後に時間をとって新聞を読むのと、食事中に朝刊を読み終えるのとでは、時間効率に大きな違いが出る(というほど、時間に追われているわけではまったくないけれど)。


ともかく、ブレックファーストはフレーク&ミルクとなった。そして、ここからが不思議なところなのだが、昼食、夕食をも写真に撮るようになってから、自分が食べているものに関心を持つようになった。関心を持つと問題意識が生まれ、問題意識が芽生えると注意力のアンテナが立つ。だからあるとき、老化を防ぐためには何をどう食べればよいかという記事が目に飛び込んできた。50歳を過ぎてもうじき2年になろうとしているのだから、アンチエイジングは大きなテーマである。


書かれていたのは「まず野菜から食べるべし」との教え。記事の中身は、たぶん野菜が酸化を防ぐ=老化を防ぐといった内容だったはずで、なるほどと思った次第。結果、根菜、葉物に色物野菜などのサラダや煮物をせっせと食べるようになった。ビールのあてには、こうした野菜が合うのだ。おまけに、ビール&ベジタブルの取り合わせは、それだけでそこそこの『お腹ふくれた感』をもたらしてくれるのである。


然る後に、メインディッシュであるお肉やお魚に箸を伸ばすのだが、その頃にはすでに食事前の「腹減ってまんねん、たまりまへんねん」状態は脱している。しかも、この時点では、お飲み物もワインに移っている。もはや意識の中心は「食べること」ではなく「吞むこと」である。いきおいワインを口に含んでは、少しだけ肉なり魚なりをかじる、といった食べ方になる。


そうしてだらだらと飲んだら、そこでお終いだ。晩ご飯では穀物なしで終了となる。こうした食生活がダイエットに良かったのはもちろんのこと、加えて、なぜか7月から走り出した。以前もときどき走ってはいたのだが、どうも思い出したように走るといった塩梅で、走ってもせいぜい月に5回ぐらいだった。ところが、なぜか今回は週3回ぐらいのペースが続いている。意識が変わった理由は、猪瀬直樹さんのツイートを読んでいて、別に1キロだけでも走らないより走った方がいいじゃんと思ったからだ。その通りである。


食事写真記録、朝食フレーク化、晩ご飯野菜先食べ大作戦にジョギングをプラスすることで、総体重比8.8%、絶対キロ数にして約6キロのダイエットとなった。体脂肪率は日々変動しているものの20前後まで下がっている。めでたし、めでたしである。体が軽くなるとジョギングの足取りも軽いのである。調子に乗って、東山のトレイルコースを走ってみたりもするのである。


であるのだが、一つだけ、問題があることが、この間の稽古でわかった。一般部の組み手稽古で、自分より10センチぐらい背の高い方や、自分より20キロぐらい体重のありそうな方とあたると押されてしまうのだ。余計な脂肪が減った分、動きが軽くなって、技が切れるようになる、ような歳ではないのである、もはや。


体重が減ると、その分圧力に押されるようになり、さらには相手の突きや蹴りが響く。ここは一つ、軽量バージョンでの身のかわし方、相手の力の捌き方を、いま一度意識して稽古するしかないようだ。



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