世の中なんでもマーケティング



大変うれしい評価をいただいた。


先日あるところで、創業希望者の方々のための研修をやらせていただいた。テーマは『商品と価値、ブランド戦略』である。約1時間半の講義を、価値と対価の関係から説き起こし、価値の三層構造へとつなげて、価値を創り出すためのマーケティングのキモ『STP』のお話へと続けていった。


その結果、大変満足いただけた方が、結構おられたようだ。


実は価値と対価、価値の三層構造について話していて、最初は今ひとつ手応えがつかめなかった。もしかすると、受講された方がは、これまであまり意識されたことのないテーマだったのかもしれない。


参加者が、どんな業種・業態での創業を目指されているかといえば、大半がいわゆるBtoCビジネスである。自分の店はこんな風にしてとか、扱う商品はこれで、などとは考えられていたのかもしれないが、私の店に来てくれるお客様はこんな方々で、その人たちが求めている価値はこれで、という考え方はあまりされてこなかった可能性がある。


それが良い悪いという話ではない。BtoCのお客様は、お値打ち感だけでなく、気分だけでモノを買ってくれることがある。
BtoBビジネスのように、
対価を払うこと=投資
従って
投資対効果>投資額
でなければ決済が下りないわけではない。


とはいえ、顧客像を想定することは極めて重要である。自分が提供する商品なりサービスが、誰に対して、どんな価値を提供するのかを定めておくことは絶対に必要だ。


なぜなら、事前にプロセスをきちんと踏んで考えておけば、万が一うまく行かなかった時に、どこか悪かったかを考えなおすことができるから。創業前は誰でも、自分のビジネスが失敗すると考えてスタートしたりはしない。絶対に成功する、させるんだと思って取り掛かる。


けれども、現実問題としては3年以内廃業率は70%にも達している。せっかく夢を実現するために始めるのだから、ぜひとも残りの30%に入ってほしい。そう思って一生懸命にお話させていただいた結果が評価されたのだとしたら、こんなに嬉しいことはない。


さて、マーケティングである。


マーケティングとは顧客に価値を提供し続けるためのプロセスである。であるなら、顧客を自分の大切な人と置き換えてみれば、どうなるか。マーケティングの考え方、プロセスは人生においても役に立つ。と考えるのは、行き過ぎだろうか。


マーケティングについての朝活・京都朝げいこ『流れで捉えるマーケティング講座』、お申し込み締め切りは7月25日(金)、あと2席。朝、お時間ある方はぜひ!



昨日のI/O

In:
Out:
某学習塾本原稿

昨日の稽古:

ジョギング、筋トレ