トップになる人物はどこが違うのか


1000万vs2000億。


実に2万倍の差である。先週お会いした、セガの小口社長はちょうど同
い年。そのセガの売上と自分の売上を比べてみたら、こうなったと。な
んで? どこがそんな差につながるのやろ。


あるいは15年ほど前、私の目の前のソファに座っていた人物。彼は選
挙戦をどう戦うかを話し合うために、私が勤めていたデザイン事務所に
相談に来ていた。まだ、かなりしゃちこばっていた。


彼とは前原誠司である。


彼にとっての初選挙となる府議選で、どんなイメージをアピールすべき
か。京都電通のコピーライターが基本的な戦略を考え(確か「地球視野
で地域人です」みたいなキャッチだったな)、うちの社長がビジュアル
面のイメージングを受け持っていた。


あとで知ったのだが、前原さんは私が大学時代にエースを勤めていた野
球チームの後輩でもあった。府議選に当選した後は、これまた私が住ん
でいた一乗寺の駅前に小さな事務所を構え、出町柳の駅前で朝、街頭演
説をしていたことを覚えている。


その前原氏に首相になる可能性が出てきた。


人物の器ということなのだろうが、何が違うのだろう。たまたま自治
会長をしていた縁や高校の後輩といった関係で、奈良選出の民主党議員
の方とは、二人きりでお話しさせてもらったことがある。


二人とも、それなりにすごみを感じさせる人物だった。とはいえ私と同
い年であったり、あるいは年下であったりするから、単純に圧倒される
ような差を感じたわけでもない。


しかし、前原さんは、この二人からも支持を受けて民主党首相候補
なったわけだ。少なくとも私の知る限りでは、彼には何の利権構造もな
いし、強力なフィクサーがバックについているわけでもない。というこ
とは、シンプルにその人物の器が、民主党の代表にふさわしいと評価さ
れたことになる。


人物の器とは、一体なんだろうか。
それは、どうやって大きくなっていくのだろうか。


ものすごく興味を感じる。



昨日の稽古:

  ジョギング30分
  砂袋:突き120本、蹴り100本
  腹筋100回