なぜYahoo!が受けるのか


3261万対1227万


ポータルサイトの利用者数である(日経新聞10月3日)。なんと
GoogleユーザーはYahoo!ジャパンの3分の1強でしかない。ちょっと
びっくりした。というか、自分のバイアス度合いを何となく確認したよ
うな思いにもなっている。


実はYahoo!を使ったことは、これまでにもほとんどない。Googleに乗
り換える前はgooだった。基本的にはネット=第一目的は検索といった
使い方なので、今いちヒットしてないなあと感じたときにはインフォシ
ークやエキサイトへ飛んでみるといった使い方だった。


それがGoogleとであってからは、もうここだけ。もちろんポータルもコ
コ。だって余計な表示がまったくないんだから、立ち上がりが早い。だ
から、Yahoo!はともかく未だにインフォシークやgoo、あるいあはエキ
サイトなどのユーザーがいるなんて思いもしなかった。


次にGoogleがいいなあと思ったのは、画像検索をできるようになったこ
と。これ、デザインラフを作るときや企画書にビジュアル要素が欲しい
ときには、めちゃ重宝します。別に公開の印刷物にするわけじゃないん
だから、ネットにある画像で十分てわけです。


そしてこの1、2年ぐらいのGoogleの充実度はすごい。一番新しいサー
ビスでは地図情報が手に入るようになった。住所を番地まで(数字は半
角入力するのがコツ)入れて検索すると、地図へのリンクが表示される。
この地図には飲食店情報などがさらにリンクされている。めっちゃ便利。


あとはニュースとかね。これはジャンル別に最新ニュースを配信、表示
してくれる。残念ながらこちとらMacユーザーなんで、Googleの全サー
ビスを使い倒すところまではいってないのだけど。


とまあ、勝手にGoogle圧倒的に便利やんと思い込んでいたのですが、さ
て。実はYahoo!の方がポータルとして使われている。なぜだろう? と
ても不思議です。


考えられるのは、Googleを使ったことがない人がたくさんいる。ネット
の第一利用目的が情報検索ではない。Yahoo!のサービスに魅力的なもの
が多い。これぐらいしか思いつかないのだが、他にあるだろうか。


Yahoo!のサービスね。ショッピング/オークション、フリーメールとか
メッセンジャーとかありますね。ということは、情報検索以外のサービ
スでYahoo!が受けているということか。


しかし考えてみれば、Yahoo!のいろんなサービスも実は情報であること
に違いはないわけで。そうなるとユーザーのリテラシーがこれから高ま
っていけば、Googleへのユーザーシフトが起こる可能性もあるかな。あ
るいはブロードバンドの普及ともリンクしてポータルシフトが起こる可
能性もありそう。


というわけで、これからのネットビジネスは、ユーザーリテラシーの進
化を抜きにしては考えられないなあなどと思いました。


昨日の稽古: