ニューリッチって誰のこと?


公称5万部のフリーマガジン。


『ナイルスナイル』は富裕層向け雑誌、無料だが、誰もが読めるわけで
はない。その読者像はといえば、平均年齢43歳、医師が3割、オーナ
ー経営者3割、裕福な主婦が1割、そして残りが大企業幹部らしい(日
経10月1日)。


ん? ということは、オレ、全然当てはまってないやん!


ま、それはおいといて、基本的には紹介、または口コミで新規読者を獲
得している。中身はまあ、実にゴージャスでござあますわよ。


たとえば時計である。掲載されている広告の品は、私がこの間、アキバ
ヨドバシカメラで買った時計の3000倍ぐらいの値段のモノばっか
り。すごいですねえ。旅行の広告だって「パリを暮らす旅」ですよ。5
日間でまわるフランス、なんたらかんたら」とはえらい違い。


読者の方の衝動買いアンケートによれば、1億8千万円の家を衝動害さ
れた方、車なら3600万のロールスロイス、時計なら800万のジョ
パールをそれぞれ「あっ、これチョ〜ダイ」とおっしゃる方がいるらし
いからね。


こうした購買行動をする人をニューリッチと呼ぶそうだ。確かにいるの
だと思う。仕事で付き合いのあるベンチャー企業の社長たちは、みんな
そうだもん。彼らの仲間だけでも、東京には似たようなクラスの人が数
千人はいるのではないか。


少なくとも自分が知っているベンチャー社長たちは、親の代から豊かだ
った人たちではない。むしろ貧乏の苦しさの中から努力に努力を重ねて
今のポジションに上り詰めた人の方が多い。


だから、従来のお金持ちの方々とは消費行動が違うというのはうなずけ
る話だ。そりゃ、そうでしょ。30過ぎで何千万も給料をもらうように
なったら、少々タガが外れたって仕方ないと思う。これがニューリッチ
層なのだろう。


高額商品を扱う商売人からすれば、実はいちばんちょろい客なんじゃな
いのかなあ。昔からの金持ちは、ほんとはとてもケチだとどこかで読ん
だ記憶がある。何買うにしても必ず値切るとかね。そうした意識が金持
ちであり続ける秘訣だと。


であれば、気前よく、金遣いの荒いニューリッチ。うまくおだててさえ
いれば、最高のお客さんになってくれるというわけか。賢い人のところ
へお金は流れていくというけど、本当だな。


ん? ということは、オレはあんまりかしこないんか?



昨日の稽古:富雄中学校体育館 19時〜20時30分

 ・基本稽古(三戦立ち、平行立ち、組み手立ち)
 ・ミット(回し蹴り、後ろ回し蹴り)
 ・受け(ミットを使って回し蹴りの受け)
 ・スパーリング(5分×1セット、1分×10セット)