エコウェディングのススメ


食べ残し量、一人当たり22.5%


食堂・レストラン、宿泊施設、宴会場に結婚披露宴式場と主な飲食施設で食べ残し量を比べてみたとき、一等賞に多いのが披露宴らしい(日経産業新聞2月10日)。一人当たりの提供量も披露宴が一番、だから食べきれないぐらいたくさんごちそうを出しては、たくさん残ってそれが生ゴミとして処理されている。


なんとも、もったいないというか。まあ、一生に一度(普通はね)のおめでたい席なんだから、そんなときぐらいは「もったいない」とか「ムダ」だとかケチケチしたことを忘れても良いじゃんとは思います。思いますが、そこで逆張りのウェディング提案があってもいいんじゃないだろうか。


称して『おいしいもの、食べたいだけ〜Eco Wedding』とかなんとか。


主旨は、二人の門出を盛大に祝う気持ちは大切にする。でも、せっかくの式の食事を食べ残して捨てるのはもったいないし、あまり感心したことでもない。だから、あらかじめ参列者に食べたいメニューとその量を選んでもらって、当日サーブする。


もちろんだからといって、ケチケチするって話じゃない。お客様にはあらかじめ新郎・新婦が考えて用意したメニューの中から、自分の好みで選んでもらうのだから、もてなしの気持ちはきちんと伝わる。式場の方でもムダなことをせずに済み、だからといってパッケージ価格を特に割り引く必要もない。


加えて、エコ意識もあるウェディングブランドとしてアピールできる。結婚式にかける費用は、この2~3年増加傾向にある。昨年度のデータによれば、挙式コストは平均で303万円にもなるらしい(前掲、日経産業新聞)。


いまや結婚式の流行りは、ドライアイス&空中からゴンドラで下りてくる「ザ・タマヒメデ〜ン」タイプではなく、ハウスウェディングとなっている。そこで二人の今後の生き方、考え方を参列者に示すための『Eco Wedding』、どこか取り上げるところはないだろうか。メジャーにはならないだろうけれど、ニッチマーケットは確実に突くことができるだろうし、ブランドイメージも高まると思う。


さらには、結婚後の二人の暮らしサポートも手がけることができる。おもしろいビジネスになると思うのだけれど。




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