Mac & shortcut

atutake2008-05-31



command+shift+L


ちょっとびっくりした。知らなかった。Macユーザーで、たぶんOS10.4.11以降のバージョンを使っている方なら、一度お試しあれ。


ファインダー画面でこのコマンドを打ち込んだときに何が起こるかといえば、SafariMacオリジナルのブラウザーソフト)が立ち上がる。これは便利である。もちろん、Windowsマシンにもこの手のショートカットはあるだろう。だから、このキーボードコマンド一つを取って、Macの方がWindowsより便利だなどというつもりはまったくない。


ただ、こんな便利なショートカットをこれまで知らなかったことが悔しい。私はプログラマではないし、何もかもをキーボードコマンドで処理できれば良いなどとも思っていないが、作業効率を考えればできるだけマウスを使わない方が効率は高まる。


その意味ではiMacのキーボードよりもiBookのキーボードの方が好きである。テンキーがないと不便じゃないかと思われる方もいるかもしれないが、数字を打ち込むのもほとんどホームポジションから手を動かさずにすむからノートの方が好きだ。


もっともこのあたりは、好みの問題だと思うけれど。


と、ここまで書いてきて、話はいきなり飛ぶけれども、トヨタの改善チームがホームページ制作会社を指導したときのエピソードを思い出した。トヨタのホームページ制作を請け負っていた会社に対して、トヨタはかなり強烈な値下げを要求した。それは無理だと答えたホームページ屋さんにトヨタの改善チームが入って、生産性を3割ぐらいアップしたという話だ。


トヨタチームがやったのは、まず計測である。デザイナー、オペレーターが作業している横で、作業内容と所要時間を記録していく。そこで見つけたのが、待ち時間ロスである。たとえばデザイナーが何かの処理をパソコンにさせている間、数秒から数十秒の待ち時間があった。そこに目を付ける。その時間に何か他の作業をするためにはどうすればいい。もう一台PCを導入すればいいわけだ。


かくしてそのホームページ制作会社では1人2台2モニター体制となり、他のカイゼン指導も併せて生産効率が大幅に向上、トヨタの要求するコストダウンに応えながら利益が出る体質となった。そんな内容である。


自分がそこまでシビアに生産性向上を考えているかといわれれば、決してそんなことはない。ただ、原稿を書くことをメインの仕事にしているから、原稿書きについてはできるだけ効率化を図りたいとは考えている。その一つが、できるだけマウスを使わないことだ。加えるならテンキーもあまり使いたくない。要するにホームポジションから手を動かさずにすませたい。ついでにいえば、その方が肩こりにも良いのではないかと思っている。


そこでキーボードショートカットである。


いろんなアプリケーションの起動にはQuicksilverを使う。option+Qでこのソフトを起動できるように、ショートカットをカスタマイズしている。次に使いたいソフトの頭文字を打つ。returnを打つ。これでオッケーだ。


使うファイル探しも要領はまったく同じ。Quicksilverを立ち上げて、フォルダーの頭文字を入力すると、該当するものが一覧で表示される。そこから選ぶ。さらにファイル名の頭文字をという流れで目的のファイルにたどり着く。とても便利である。ただ、これだとSafariを立ち上げるのに2回、コマンドを打ち込む必要があった。


ところが発見した方法なら1回ですむ。便利である。あるいは、最近知ったのだけれど、deleteキーを使わずに打った文字を消す方法や矢印キーを使わずにカーソルを移動させるキーボードコマンド(ちょっと表現が間違っているかもしれないけれど)もある。


こういうちょっと便利なことって、もっと広く知られるようになればいいと思う。とりあえずcommand+shift+L、Macユーザーにはおすすめです。


昨日のI/O

In:
京都プロメドセンター取材
Out:
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「プラス1発想」
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名ばかり店長問題とマクドナルドの巧妙な戦略」
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