Googleケータイ



HT-03A


これが「ケータイするGoogle」である。新聞全15段、相当気合いが入っていることがわかる。iPhoneもいいが、こいつもいい(といってもケータイは一ヶ月ほど前に替えたばかりだし、そもそもau族だからどちらも手が出せないのではあるが)。


新聞広告を見ていて気がついた。Googleケータイで、できること。GmailGoogle検索、GoogleマップYouTubeAndroidマーケットとある。Googleカレンダーも使えるようだ。オフィス系のドキュメントを読むこともできるらしい。


Googleドキュメントを使えるのかどうかは不明。だが、仮に今のところは対応していないとしても、いずれ使えるようになるのは間違いないところだろう。すると、どうなるか。いま、パソコンでやっている作業は何かとリストアップしてみる。


原稿を書く(エディターを使う)。メールをやり取りする。Googleリーダーでブログを読む。Googleカレンダーで予定を調整する。スプレッドシートを使う。PDFを読む。ググるYouTubeを見る。Keynoteでプレゼン資料を作る。ここまではノーパソでもやっている。たまにIllustratorを使って凝った企画書やデザインモノを創ることもある。


ということは、Googleケータイでもできることがたくさんある。ただiPhoneにも共通する致命的な欠点がGoogleケータイにもある。それはテキストを書けないこと。もちろん、実際には書ける。タッチパネルを使って。だが、それは普通のキーボードを使って書くことを基準とすれば、書けるとはいえない。


以前から、こうしたスマートフォン系のガジェットが出るたびに「欲しいなあ」と思いつつ、でも「今はやめとこ」と二の足を踏んできた。その理由は、インプットメソッド問題にある。とりあえずフルキーボードでの入力に馴れすぎてしまったために、これ以外のインプットデバイスを使うことにものすごく抵抗感があるのだ。


その意味では『ポメラ』には食指が動いたわけだけれど、あれは残念ながら通信機能が付いていない。じゃあネットブックはどうなんだという話になるが、正直今さらWindows系のマシンを使うのはヤである。というか、それならAppleネットブックみたいなのを出してくれるのを待ちたい。


が、Googleケータイはもしかしたら、あと一年後ぐらいには持っているかもしれないなあと思った。しつこいけれど、今やっている仕事のほとんどをこいつでできる。できないのはテキスト入力だけ。ということは以前のように(今もあるのかもしれないが)、ケータイ用の外付けキーボードさえあれば、問題は解決する。


そしてiPhone向けのそうしたキーボードが出ることは期待できないが、DoCoMoの製品ならあり得るんじゃないか。仮にGoogleケータイ向け外付けキーボードが出たら、おそらくその時にはGoogleドキュメントも使えるようになっているだろうし、これは相当に魅力的なデバイスであることは間違いない。


そして新聞広告の隅っこに小さく出ていた『iモード非対応』という表示もおもしろいなあと思った。これって、実質的にはDoCoMoGoogleに参ったしたのと同じじゃないんだろうか。iPhoneソフトバンクに取られたからには、何が何でもGoogleケータイは抑えたかったのだろう。


仮にGoogleケータイをauにかすめ取られでもしたら、DoCoMoちょっとやばいぞとなったはずあd。だから『iモード』非対応という、ある意味DoCoMoとしては屈辱的な条件(とまでいうと大げさすぎるのかもしれないが)を呑んだ。


Google、とてもしたたかである。そのGoogleが来年出すと宣言したChromeOSは、めちゃくちゃ興味がある。おもろくなってきたと思いつつ、そうなったら、自分はGoogle以外のどのアプリケーションを使うんだろうと、ちょっと未来を予想してみたりもした。


それにしても、DoCoMoHT-03Aのサイト、これはちょっとダメダメじゃないだろうか。Googleケータイのターゲットユーザーを誰に設定しているのか知らないけれど、とりあえず知りたい情報を、手早く知ることができない点ではピカ一の出来である。もうちょっと考えた方がよいのに。


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ホームページ、リニューアルしました。
ぜひ、一度見てやってください。
http://www.com-lab.org/
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昨日のI/O

In:
K社広報担当Nさまインタビュー
『甦る怪物』佐藤優
Out:
大阪大学・石黒教授インタビューラフ原稿


昨日の稽古: