ライフスタイルを変えるモノ


前年度比2.3倍で1986万台


2011年度のスマートフォンの国内出荷台数見通しで、これは携帯電話の総出荷の49%になる。明らかに閾値を超えたということだろう。最近は電車の中で、ガラケーをいじっている人がいると逆に目立つ。


また、少し前ならiPhoneを持っているのはビジネスマンが多かったけれど、今はそんな偏りが見られない。特に大学生以上40歳未満ぐらいでは、圧倒的にスマホ率が高いように思う。


前から欲しいと思っていながら、なかなか踏み切れなかったiPhoneを手に入れて思うのは、今さらながらではあるけれど、これは『緊急時には』電話にもなるモノだということ。この『モノ』に変わる適切な表現が、今のところ見つかっていない。


とりあえず、風呂に入る時以外は、ずっと手の届くところにある。具体的な用途は、管理と記録になるのだろう。一日中立ち上げているアプリは、『TaskPortPro』と『Timenote』の二つ。前者が、次に何をやるかを考えて、それに集中するためのアプリで、後者は、今やっていたことを記録するためのアプリだ。




朝起きてトイレに入る時、以前は新聞を持ち込んでいたが、今はiPhoneを持って入ってTaskPortProに、その日にやることを打ち込んでいる。残念ながら、その日にやろうと思った予定をやりきれることはないけれど、それでも紙ベースやEvenoteで管理していた時より、きちんと管理できるようになった。これはiPhone&TaskPortProのコンビだからこそのメリットだと思う。


あと、iPhoneに変えて、昔のパンツを履けるようになった。体重が減り、ウエストが締まったのだ。なぜか。毎食事の写真を撮って、Evernoteに送り、何を食べたのかメニューだけを記録するようになったから。少し前に流行った(んですよね?)レコーディングダイエットのiPhone版といえばいいのだろうか。


もちろん食事の写真を撮って記録するだけではやせない。その記録を見返して「ふ〜ん、ちょっと食べ過ぎやな」と意識したり、そもそも写真を撮る時に「これ、全部食べたら、ちょい多いな」とか意識する。この意識がダイエットにつながるのだろう。とりあえず写真記録を付けるようになって4キロほどやせ、ベルトの穴が一つ縮まり、ウエストは3センチ減った。



こうなると、ちょっとだぶつき気味の横っ腹が気になる。ので、毎日サイドベントをやったりしている。好循環である。運動したらしたで、それはTimenoteに記録できる。運動してない日があると、明日はやらなきゃなとか思ったりする。


というようなことは、マメな人なら紙とペンでもできないことはなかったわけだ。肌身離さずメモ帳を身につけていれば、できる。あるいはパソコンでも同じようなことはできる。でも、おそらく、とてもめんどくさい。めんどくさいことはなかなか続かない。


でも、iPhoneならめんどくさくない。ここにiPhoneの本質があるのではないか。


つまり
これまではめんどくさくてできなかった(本当はやれば、たぶん少しはいろいろな面で酔い効果をもたらすはずの)ことを、めんどくさくなくできるようにするおかげで、(ちょっと大げさに言うと)生活の質を高めてくれるツール
それがiPhoneなのだと思う。


メールも使える。音楽も聴ける。ビデオを見ることもできる。ブログを読むことも出来る。英語の勉強も可能。ソフトキーボードも横使いならかなり早く打てるようになってきたので、メモも書ける(そのうちブログも書けるようになるかもしれない)。乗換を調べて、新幹線の予約もできる。スケジュール帳にもなる(Week CalGoogleカレンダーと同期して見やすいので超便利)、文庫本にもなる。



そして、いざというときには電話としても使える。これは携帯電話とは、似て非なるモノだと思う。そして、iPhoneをはじめとするスマホの普及率が臨界値を超えたときに、大きな変化が起こるのだと思う。




昨日のI/O

In:
『9つの性格』鈴木秀子
Out:
S社OB座談会原稿


昨日の稽古:

肩ほぐし、サイドベント、カール