引きこもりではアイデアも枯渇


昨日、今日とずっと家にこもりっぱなし。先週までに取材したテープを
聴き、メモを起こし、原稿を書く。ひたすら、この繰り返し。一人あた
り一時間のインタビューなら、生原稿は400字詰めで25枚ぐらいに
なる。ちょっと大変。


たまに外に出るといえば、朝、子どもが学校に行くのを送っていくか、
夕方、子どもが帰ってくるのを迎えにいくか。いずれも柴犬がお供をし
てくれる。


それ以外に家を出たと言えば、吉野家に昼飯を食いにいったぐらい。こ
の状態では、確かに原稿仕事は進む。だが、企画系の仕事はダメポ。え
えアイデアが湧いてこない。


昔読んだ本で、高城剛が「アイデアは移動距離に比例する」と言ってた。
至言だと思う。打合せで大阪に行くと、確かにいろんなアイデアが湧い
てくるのだ。新幹線乗って東京へ行くと、もっと妄想が浮かんでくる。
同じく愛媛とか行くと、また違った発想に恵まれる。最近行っていない
けど中国へ通ってた頃も、行くたびにナイスアイデアを連発していたよ
うだ(ってのは、ちょっとウソっぽいな)。


なぜだろうか。


やはり情報量なんだと思う。仕事部屋でモニターや書類に向かっている
だけでは、視覚的な情報はほとんど入ってこない。ところが街へ行くと、
状況が一変する。いろんな人がいる。電車に乗れば中吊りや駅にも広告
を始めとした掲示物がたくさんある。本屋に立ち寄れば、さまざまな書
籍がバラエティ豊かな主張をアピールしている。


こうした情報のインプットがあって、頭が刺激されるんだろう。その刺
激の中のいくつかが、潜在的な問題意識とうまく接触したときにスパー
クが起こる。これがアイデアの素になるんじゃないだろうか。


まだまだ原稿は進んでいないし、企画仕事も詰まっていないのだけれど
明日はともかく大阪へ行ってこよう。




本日の稽古

  立禅6分、拳立て50回