受けこそ基本
攻めるのが下手だ。
それはわかっていた。攻撃が単調、単発。上段を蹴ることができない。
体力が続かない等など。そこが上級者との違いだと思っていたのだが、
それは大きな間違いだと思うようになってきた。
受けが下手なのだ。先輩が組み手をやっているところを、じっと見てい
てよくわかった。みんな、受けがうまい。というか、まともにもらうこ
とがほとんどない。特にうまいなあとおもうのが、上段と前蹴りに対す
る受けだ。
差はたぶん受けに出るんだろう。なぜなら、受けがうまいということは、
いろんな相手の、いろんな攻めに対応できるということ。そのためには,
まず基本の受けがきちんとできることが一番だと思う。そのうえで、さ
まざまなな攻めに対して適切に受ける柔軟性が要求されるだろう。
ところが攻めは違う。自分の得意なパターンは人によって、だいたい決
まってくる。もちろん相手に応じて攻め方は変えるにせよ、受け方ほど
千差万別の対応が必要じゃない
だから、経験の差が出るのは、受けなんじゃないだろうか。いろんな攻
めをどれだけ真剣に受けてきたか。その積み重ねが体に刻み込まれて、
自然に動けるようになる。
では、なぜ自分は受けが下手なのか。
理由は明らかで、組み手稽古のときの真剣さが足りないのだ。普段の稽
古のときは、もちろんガチンコではいかない。だから少々突きが当たろ
うが、蹴りを食らおうが、致命的なダメージをもらうことはない。もち
ろん、上段に蹴りが入ると、ほんの軽くでも、かなり痛いし、後にも残
る。あるいは水月にまともに横蹴りとか膝が入ると、瞬間的には息がで
きなくなったりもする。
が、所詮、これぐらいはと油断しているのだ。何回もどつかれたり、蹴
られたりしているうちに、慣れてくるってこともある。痛いのはいやだ
から、それなりに腹筋を鍛えたりしている効果もあるのだろう。
だめですねえ、これでは。
まず受けをきちんとできるようになること。衰えていく反射神経との闘
いになるのだろうな。これから先は。
昨日の稽古:
■富雄中学校体育館/19時〜20時30分
・ラダーを使ったコンディショニングトレーニング
・基本稽古
→手技:三戦立ち・騎馬立ち
足技:前屈立ち・平行立ち・組み手立ち
・ミットを使った突き・蹴りの稽古(前へ出る勢いを意識)
→手技:ワンツー・飛び込んでの逆突き
足技:連続の回し蹴り・飛び込んでの回し蹴り・突き抜ける前蹴り
・移動稽古(前屈立ちでの順突き・逆突き・前蹴上げ)
・組み手稽古(突きのみ5セット・フリー5セット)