携帯ブログが可能にするのは
月額5000円ぐらいででつなぎ放題。
24/30メディア(24時間・30センチ以内にあるメディアということです)の携帯に新しいサービスが登場した。RSSを使った携帯ブログである。開発したのは京大ベンチャーの『ゆめみ』(日経MJ1月30日)。
これは、ものすごく画期的なことだと思う。
そんなの携帯メールと一緒じゃんなんて、ゆめゆめ思わぬように。携帯メールとは明らかに違う。ユーザーにとって大きなメリットが2つある。
まずひとつは、携帯メール会員などに登録するときに必要だった面倒な手続きがまったくいらないこと。ユーザーサイドに必要なのは、RSSリーダーをダウンロードするだけ。二次元バーコードを使えば、一発だ。
さらには、ユーザーに求められるのがRSSリーダーのダウンロードだけってこと。自分のアドレスを誰かに教える必要がない。これはこのサービスを利用するユーザーの心理的ハードルを大きく下げるのではないか。
では店側は何をするのか。ブログへの書き込みだけである。もちろんブログだからといって店長日記なんてものではなく、飲食店などはその日のオススメ食材とか、あるいは価格を下げてでも売り切りたいメニューを格安大サービスなんて形で配信できる。
さらにクーポンを配信することだってできる。しかもこれがブログであるということは、顧客がコメントを書き込むことで双方向コミュニケーションが生まれる可能性もある。あるいは顧客間でのコミュニケーションが広がる可能性もあるだろう。配信されたクーポンを友人・知人に回してあげてもい。
しつこいけれど、携帯は24時間30センチ以内に『ある』メディアであり、しかも今年はつなぎっぱなしが本格的に普及する。こんなメディアは未だかつて存在したことがない。
このサービスを店舗サイドでは無償で利用できる。ゆめみの収益源は、配信する記事に差し込む広告である。ここで配信される広告は、おそらく配信記事と連動するような仕組みが考えられているはずだ。ということはスポンサーにとっては、狙ったターゲットに届く可能性が高くなる。
これは、明らかにロングテールにつながる事例だと思う。これまで広告展開などは予算面でも、業務の面倒臭さでも考えもしなかった小さなショップが、狙ったターゲットに広告を打てるようになる。
先日、取材で話を聞かせていただいた三浦文夫氏も強調しておられたが、今年は携帯をキーメディアとして、ライフスタイルが大きく変わる最初の年になりそうだ。
これによって何が変わるのか。消費活動が変わる、広告のあり方が変わる、携帯の形や機能なども変わる、コミュニケーションのあり方も変わる。いろんなことが今年を起点として変わりそうだ。
昨日のI/O
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I社・社長インタビューメモ
昨日の稽古:富雄中学校体育館
・基本稽古
・移動稽古(組手立ちで)
・ミット稽古
・突きと受けのスパーリング