リルタイムの『のだめカンタービレ』
『のだめカンタービレ』である。
何を今さら、といわれるのを覚悟の上で『のだめカンタービレ』にはまってしまった。そもそも上野樹里がいいではないか。『てるてる家族』で石原さとみ、上原多香子を押しのけて飛び込んできたキャラクターは、『スウィングガールズ』でさらに弾け、そして『のだめ』で一通りの完成をみた。
という感じで、とりあえずは、へえ〜上野樹里が出てるんだ、じゃ、見てみるかぐらいのノリだった。が、これが見事にはめられてしまった。音楽というどちらかといえば絵になりにくい素材を扱っていながら、とてもうまく仕立てている。これを見ている一時間は、ほぼ至福のときである。
んでから、マンガを買ってみた。このあたりのトレンドの外し方(一部では話題になってたのですね、このコミック)に年齢を感じるのだが、それはおいといて。見つけたのが近所のコンビニゆえに、とりあえずは1巻しかない。それを買って読んでみるに、あらびっくり! のだめちゃんは上野樹里そっくりじゃないか。
というか論理的に正確を期すなら、上野樹里がのだめにそっくりなわけだが。この作者はもしかして上野樹里をモデルに描いたのかと思ったぐらいだ。コミックがスタートしたのが2001年、上野樹里のCMデビューが同じ年だから、実際にはそんなことはあり得ないのだけれど。
ならば『のだめカンタービレ』のために上野樹里という女優が、まさにジャスト・イン・タイムで成長してきたということではないのか。それぐらい彼女は『のだめ』にフィットしている。上野樹里以外の誰がやっても、それは『のだめ』ではあり得なかったのではないか。
また個人的に幸せだったなと思うのは、ドラマを見るまでコミックを読んでいなかったことだ。ドラマを見て「へえ〜」と感心し、それをコミックで読んで「なるほど」と深読みできる。逆また可なりである。昨日はコミックの第二巻を手に入れ、然る後にドラマを見た。「う〜む、うまいぞ」と構成の妙にうなる。
こうなるとコミックを一気買いしてしまいたくなるのだが、ここはぐっと辛抱である。遅れてきた『のだめ』ファンならではの特典を活かして、コミックは一週間に一冊ペースを堅持して買っていくことにしよう。そしてドラマを見る前にコミックで予習、見た後にもコミックで復習である。
なんと、これはひと粒で三度おいしい、究極のコミック&ドラマエンターテイメントである。
昨日のI/O
In:
Out:
水越浩士・神戸商工会議所会頭取材原稿
昨日の稽古:富雄中学校体育館
・懸垂
・マット運動
・基本稽古
・約束組み手(蹴り・突きの受け)
・組み手(受けに徹して10セット)