雪豹がきた
ファイアフォックスが一瞬
サファリでも一瞬
同じ回線を使っているのに、トップページが表示されるまでの速さが全く違う。とにかくめちゃくちゃ速いのだ。新しく買ったMacBook Proである。ノート型のMacを手に入れるのは、これが6台目。いにしえの190に始まり5300c、G3、iBookを2台、そしてMacBook Pro13インチとなった。
新しいMacが良いのは当たり前の話で、デスクトップでiMacを入れたときも相当に感激した。が、それよりもこのMacBook Proの方がぜんぜんすごい。しかもキーボードが予想していたよりはるかに使い心地がよい。打ちごたえの剛性感とキーの大きさもぴったりくる感じだ。
とまあ、ここまでは文句のつけようがないのだがOSが雪豹、Snow Leopardになっていたのは計算外だった。今ならまだ一世代前のLeopardが手に入ると思って注文したのに、届いたのは新OSが搭載されたマシンである。Macマニアックスではあるが、新しいMacに飛びつくタイプではない。むしろ熟しきって、もうそろそろ新しいのが出る直前、ほとんどあらゆる問題が解決済みの型落ち前マシンを手に入れる。これまでは、そんな付き合い方をしてきたのだ。
が、図らずも今回ばかりはそううまくいかなかった。おかげでいくつかのソフトの移行に手間取ったり、ごちゃごちゃやってはみたものの使えなくなってしまったソフトがあったりもする。まあ、その分を補ってあまりあるぐらいの使いやすさが売りらしいから、慣れればいいのだろうけれど。
ここで、意外にも自分の中にも、新しいことへの抵抗勢力があることを思い知ったのはよい経験だった。例えば、今この原稿を書いているエディターがそうだ。デフォルトから背景色を変え、文字色を変え、選択色を変えといろいろいじっている。Macを使うといえば、ほぼ6割方がエディターである。だから見た目が「前」と違うと妙な違和感があるのだ。
以前と違うと何となく嫌なのだ。これぞ見事に「変えることを拒む」心理ではないか。パソコン一つでこうなのだから、それが生産現場だったりしたら「変えるのはイヤ」だろうなとよくわかった。
ともあれせっせと調整する。が、このアジャストに時間がかかる。ちなみに背景色は以前どこかで読んだ「パピルス」色で、そこに濃紺色の文字に設定している。ほかにも各アプリケーションごとに細かく設定していたキーボードショートカットも、イチからやり直しだ。
本当なら、そんな面倒なことはやらなくてもいいはずなのだ。これまで使っていたiBookとつないで、以前の設定を移せばいいのだけれど、それができない。iMacを買ったときにはiBookからFirewireでつないで、設定からアプリケーションまで丸々、そのまま移行できた。同じやり方ができると思ったら、さにあらず。
ケーブルが違うのだ。というか正確にはFirewireの規格が変わっているのである。よってケーブルはあるものの（確か結構なお値段だったと記憶する）MacBook ProとiBookをつなぐことができず、非常に面倒なことになっている。面倒さはネットの各サービスを使うときも同じで、いつも記事を投稿しているサイトにさえログインできなかったりする。というのは、一からログインするためにはユーザー名、パスワードを当然、打ち込まなければならないわけで、これを忘れていたりするからだ。
そんなことにならないよう、たいていのサイトでは同じID、パスワードを使っているのだけれど、時に違った設定にしていることがある。なぜ、そんなちぐはくなことをしてしまうのか、自分でも意味が分からないのだが、とにかくそういうケースがある。すると、てきめん、困ったことになる。
うろ覚えで何回かやってみて、結局うまくいかず、わざわざiBookを立ち上げてIDを確認したり、パスワードが送られてきたメールを探したり。ただしDropBoxを使っているおかげでデータの移行はまったく手間いらずとなった。これだけは本当に超便利だ。
そして以前から使いたかったもののOSがTigerだったせいでインストールできなかったEvernoteも使えるようになった。なんだかよくわからないが、とりあえず新しい（かつ、いろいろな人が絶賛している）ツールをうまく使いこなせるようになれば、きっと生産性も上がることだろう。
いや、なんとしても生産効率を高めて、このMacBook Proへの投資を実りあるものとしなければならない。願わくば、頼むから初期不良とかで壊れないことを。
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ホームページ、リニューアルしました。
ぜひ、一度見てやってください。
→ http://www.com-lab.org/
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