やっぱり朝が大切



就業はおおむね7時間

日の出前に起床し、午前中は執筆と資料読み。
午後は純然たる読書。
おおむね就業が7時間。趣味が5時間

と、浅田次郎先生はおっしゃっている。


もとより先生を真似たからといって、自分が綴る文章が先生並みになるなどとは思わない。そんな大それたことは思わないが、せめて少しでも近づけたならとは願う。学ぶには真似ることが一番である。真似るなら、スタイルから入るのが手っ取り早い。空手に型の稽古があるのは、先達が極めた空手のエッセンスが型に集約されているからだ。つまり型はまず、そっくりそのまま真似ることに意義があるのだ。


と考えてやってみた。元々、早起きは得意である。というか夜に弱いために、早く寝てしまう。これが若い頃なら、早寝遅起きたくさん寝る子で、ただのバカだったのだが、さすがに歳を取るとそうはいかない。何というか長時間寝続けるだけの体力が、もはやないのだ。そう、眠り続けるためにも体力が必要なのであり、持続的睡眠維持体力は歳を重ねるごとに衰えるのである。


従って夜10時ぐらいに眠りに就くと、自然に4時から5時の間にはバチッと目覚めてしまう。目覚めるや否や「即起」する。これで早起きは楽勝である。薬をのまないといけないぐらいの高血圧ゆえに、寝起きは極めてよい。起きたら、すぐにパソコンを立ち上げる。ここまでは、これまでもやっていたことなのだった。


ところが、これがイカンことに気づいた。パソコンを立ち上げると、ついメールを見たくなる。メールをチェックし終わると、ツイッターを眺めに行ってしまう。さてさて、昨日あの人はどんなブログを書いたかなとRSSリーダーを読みにいったりしていると、時間はどんどん流れていく。せっかく5時前に起きていても、ふと気づくと犬が散歩をせがむ時間になっている。


大いなるムダである。


そこで態度を変えてみたのだ。浅田先生も、目覚めると仕事場に直行されるではないか。これを真似て学んで、夜明け前に仕事場まで自転車で出かけることにした。四条大路もさすがにこの時間帯はがらっがらである。自転車ですいすい走れる。コンビニに寄り道などせず、一目散に仕事場に入り、パソコンを立ち上げて、コーヒーを沸かす。


さて起動したパソコンで何をするか。ここが運命の分かれ目だ。間違ってもブラウザーをクリックしてはいけない。ネットにアクセスするのではなく、手頃な仕事ファイルを開いて、エディターを立ち上げるのだ。昨日書いていた原稿ファイルをクリックするのでもよい。


テキストファイルを開いたら、推敲するもよし、下書きをがしがし書いていくも良し。もちろん真剣に原稿を書き連ねていってもよい。とにかく書く(正確には打つ)のである。こうした朝一番に原稿に取り組むと、とても集中できることがよくわかった。


少し考えれば当たり前のことで、一晩眠ってリフレッシュされた頭は、朝一こそが持てる能力をもっとも発揮できる時間帯なのだ。いくら凡才とはいえ、凡才にも凡才なりに自分のベストコンディションで仕事に立ち向かえる状態があるのだ。その貴重な時間をこれまでは、ムダにしていたことを思い知った。やれ、もったいないことを。


でも、これからは違う。とにかく朝一番には仕事場に入って、エディターを立ち上げること。これを習いとすることで、少しはマシな仕事を、これまでより多少はたくさんできるようになるはずである。クライアントの皆さまはもちろん、原稿作成業務を外注したい、取材仕事を任せたい、自社に最適化された営業研修を実施したいなどとお考えの方々、どうぞ、どんどん仕事を発注されんことを。


ちなみに仕事場のレイアウトを、また少し変えてみた。光の射す南側の窓に向かって机を並べてみると、これが実に気持ちを明るくしてくれる。よい感じである。



昨日のI/O

In:
『夢をみるために毎朝僕は目覚めるのです』村上春樹
Out:
ノンフィクション原稿
リードコピー750本ノック

昨日の稽古: