MacBookAir
Mac People (マックピープル) 2011年 01月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/11/29
- メディア: 雑誌
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このエントリーは、R+さんから送っていただいた献本『マックピープル1月号』についてのレビューです。
薄さ、たったの3ミリ
2枚重ねた百円玉より薄い。重さは1.06キログラム、こちらは残念ながら1キロを切ることはできなかったようだけれど、十二分に魅力的である。『マックピープル1月号』の巻頭特集は、新しくなったMacBookAirについて。
こちとらMac歴すでに20年になる。Macマニアックスといっても良いのかもしれない。ただ途中で二回だけ、他のPCに手を出したことがある。NECのモバイルギアと東芝のリブレット。その頃使っていたPowerBookG3があまりに重かったので、少しばかり浮気心がわいてしまったのだ。
でも、すぐにやめた。理由は簡単で、どちらも揃ってあまりに使いにくいから。例えばモバイルギアは、すべてをキーボードで操作しなければならない不便さに我慢できず(マウスを使えないことが、これほどまでに不自由だとは思いもよらなかった)、リブレットはWindowsのアホさに辛抱できず(あんなのは本当の=Mac流のGUIと比べれば偽物といっても過言じゃないだろう)といった案配である。
パソコンといえば最初からMacしか使ったことのない私からすれば、いわゆるPCはパソコンじゃない。当然、パソコンといえばPCから使い始めた人にとっては、Macなんてパソコンじゃないという反論が成り立つことはわかっているんだけれど。それでも、Windowsって可愛げがないと思いませんか?
結局いくら重くても、出先でストレスなく仕事できる方がよほどマシ、という理由で重たい黒Macをせっせと持ち運んでいた。やがてiBookが出て、サイズがいくぶん小さい分だけ、気持ち軽くなったように思えた。たぶん実際にも何百グラムかは、確実に重量は減っていたはずだ。そして新しいマシンは快適だった。
このiBookは途中でハードディスクがクラッシュしたことがあり、もう一台、同じものを求めている。それぐらい相性の良いマシンだった。そして今はMacBookProである。これが13インチと画面サイズも手頃、スペックはよくわからないけれど、たぶんとても優秀なのだろう。使っていて、特に不満を感じたことは一度もない。
と書いてみて、気がついたのだ。本当にトラブルがないな、このマシンは一度も。このあたりの事情は、詳しい人なら「それはね、OSがUnix系になって、ほにゃららだからね」と説明できるのだろうけれど、私にはわからない。パソコンの中がどうなっているのか、どんな仕組みで動いているのか、なぜインターネットにつながるのか、等々謎は多いけれど、それはそれで誰かが考えてくれればいいことだと思っている。
もちろん、わかりたいとは思うけれど、人生の優先順位からすれば、パソコンが動くメカニズムを知ることなど、ほとんど圏外である。やるべきことはあまりにも多く、そのために残された時間はあまりにも短いのだ。
このMacBookProを使って1年半ぐらいになるのだろうか。極めて順調であり、特に不満もないわけだ。これまで次々とMacを買い換えてきたが、その理由はいずれも、そのとき使っているマシンに何らかの不調を来したからである。いくらときめきのニューMacが出たからといって、すぐに買い換えたりするようなマニアじゃない。
だから、未だにiPadはおろかiPhoneさえ持っていない。iPodは初代機を何かの景品でもらい、これはこれで重宝していたのだが、息子に取られた上に壊されてしまった。まあ、それはそれである。残念だとは思ったけれど、そういうことはよくあることだし、使えなくなったからといって、何かが決定的に不便になるわけではない。それっきりである。
さすがにいろんな人から見せられるiPadは、かっちょいいなと素直に思う。思うのだけれど、あれで仕事できるだろうかと「?」がつくことも正直なところ。なにしろ腱鞘炎になるぐらい、毎日キーボードを叩いているのだ(といっても、プログラムを書いているわけじゃありませんよ)。外付けのキーボードを買えばいいのだろうけれど、それじゃiPadの魅力が半減するような気もする。
まったく関係ない話だけれど、iPadでもプログラミングはできるはずで、どこかにあれでバリバリ、コードを書いている、なんて人もいたりするのだろうか。それは、何か、とてつもなく、スタイリッシュなライフスタイルのような気がするけれど。
とまあ、今のマシンで特に不満はないのだし(ちょっとばかり重いけれど)まあ、いいかあと思っていたところに出てきたのがMacBookAirである。しかも巻頭特集は12ページもある。その良いところがわかりやすく書かれている。結構危険である。今のマシンに特に不満のない私でさえ、Airが欲しくなった。ましてや、今使っているパソコンに不調を覚えておられる方は、心して読まれた方がよい。会社つとめの皆さまは、ボーナスも出たことだろうし。ちょっとやばいかも、ですね。
昨日のI/O
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『ヤマト王権』吉村武彦
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